両ゴール脇の追加副審
両ゴール脇にいる追加副審とは、その目的、立ち位置と移動場所などです。
追加副審とは
タッチライン際にいる副審(以後ただ「副審」と記載)とは別に、両ゴール脇に立つ審判で、英語表記では Additional assistant referee と表記します。
交代選手表示などをする第4審判や、副審などが続行不可能な場合に交代するリザーブ副審とはまた別です。
目的
ペナルティーエリア内や付近に関する判定(特に主審が見えない部分)や、ボールがゴールラインを超えたか否かの決定で主審を援助します。
判定の最終決定は主審で、これは副審同様です。
立ち位置と移動場所
赤●と青●のようにゴールライン沿いに、片側に1人、両側で計2人います。
通常はゴールラインの外側に立ち、ゴールか否かを判定する場合にゴールライン上、つまりゴールラインをまたぐことができます。
矢印のようにゴールポスト~コーナーアークから9.15mのマークの範囲を移動します。
(緑矢印は主審と副審の主な移動線です。)
道具
副審の持つフラッグではなくスティックのみです。左右両者とも左手に持ちます。
得点になったら
以下の手順を行います。
- 無線で主審に伝える。
- 腕をゴールラインに対して垂直にし、フィールド中央を指す。
- 主審が最終決定を下す。
ただし、主審含む誰が見ても明らかにボールがゴールラインを越えている場合はこれらの動作は不要となります。
現状
追加副審の採用は、リーグの一部の試合にとどまります。
ゴール前近くで見ても、ボールをゴールキーパーが抱えたり混戦での死角や、ボールスピードが速い場合は判定が難しい場合もあります。
それでも、様々な球技の中でも得点が少ない=1点の重みが大きいこの競技では特にゴールか否かを見極める意義はあるでしょう。
審判について更に深めたい方は、日本サッカー協会(JFA)のサッカー競技規則(pdf:サイト外リンク)もご参考になると思います。
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