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下カテでの自由度拡大 新ルール改正 17/18

国際サッカー評議会(IFAB)で、2017/18年競技規則としてルール改正がされ、日本サッカー協会(JFA)で日本語訳されました。

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各国内サッカーの自由度拡大

IFABは、各国サッカー協会の自由度を広げ、トップレベルよりも下のレベルの国内サッカーに合わせて競技規則を修正し、自国のサッカー発展のために利益を得られるようにすべきだと確信しています。そのため、各国サッカー協会(および大陸連盟またFIFAの競技会)は、その責任において、競技規則のうち次の項目の全部または一部を修正できる余地を持つことになりました。

ようは「Jリーグなどを除く下のカテゴリーではルール変更もいいですよ」ということです。と言っても3点シュートとか勝手なルールを加えていいわけではなく、下記の通りです。

ユース、年長者、障がい者およびグラスルーツ(底辺のレベル)

  • 競技のフィールドの大きさ。
  • ボールの大きさ、重さ、材質。
  • ゴールポストの間隔とクロスバーのグラウンドからの高さ。
  • 前半と後半(同じ長さ)から成る試合時間(および同じ長さの前半と後半から成る延長戦の時間)。
  • 再交代(交代でベンチに退いた選手の再出場)の使用。
  • 警告(イエローカード)の一部の項目またはすべての項目に対する一時的退場(シンビン)の使用。

トップディビジョンに属するクラブのトップチーム、および国の「A」代表チームが参加する男子および女子の競技会を除いたすべて

  • 各チームに認められる交代人数は、最大5人までとする。

より多く、より様々な人達が競技に関われるようにする意図です。

競技規則2017/18改正概要

おおまかに書くと以下の通りです。

  • 「違反」の表記を「反則」に統一。
  • フィールドのマーキング(ライン)に人工素材の使用。
  • 交代の手続きやフィールド外の競技者など。
  • ゴールキーパーの帽子はヘッドカバーの禁止項目外。
  • 競技者の保護や安全に関する場合の電子通信システムの使用認可。(※)
  • 着用型の電子的パフォーマンス・トラッキングシステム(EPTS)機器。
  • 延長戦のハーフタイムの水分補給時間。
  • キックオフ時のキッカーの、相手ハーフ内の認可。
  • 延長戦は同じ長さの前後半とし、PK戦など勝者決定方法の組み合わせ。

(※)例として、担架や救急車を要請するための小型マイクや、頭部の負傷を診断するための機器(タブレット端末など)を挙げています。

決定的な得点機会の阻止、その他

一部抜粋しますが、読んだままです。

ペナルティーエリア内の「大きなチャンスとなる攻撃を阻止する」反則に拡大し、ボールをプレーしようと試みた反則には、ペナルティーキックのみとし「警告」は与えられないことになりました。

その他、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の整備と続行、延長戦で4人目の交代など、引き続きや進歩が見られます。

適用開始日

  • J1では、7月29日(土)第19節から
  • J2では、同日第25節から
  • なでしこリーグ1部及び2部では、8月19日(土)第11節から

などとなっています。

感想、印象

昨年16/17からの試みの継続性や明文化が多く見られます。

いずれも、より広く親しみやすく、より公平に、より明確に、という印象でした。

(一部気になる表現がありますが、協会の本文そのままにしていますのでご了承願います。)

詳しくは日本サッカー協会(JFA)のサッカー競技規則をご覧願います。

また昨年の競技規則改正は下記当サイト関連記事の、新ルール改正 16/17をご覧願います。

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