オフサイド判定における副審
副審(アシスタント・レフェリー)の、特にオフサイドの判定についてです。
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副審の受け持ち範囲と動き
移動場所と受け持ち範囲
副審は赤●と青●のようにタッチライン沿いに、片側に1人、両側で計2人います。
矢印のように共に向かって右半分のみを移動します。
- 赤●はA方向に攻撃する場合のオフサイドを
- 青●はB方向に攻撃する場合のオフサイドを
共に向かって右半分(塗りつぶし面)をそれぞれの受け持ち範囲として判定します。
(緑矢印は主審の主な移動線です。)
副審の動き
オフサイドラインの動きに伴って、常にその延長に自分がいるように動きます。
正面のラインとボール(パス)の出所の2箇所を集中して見る必要があり、しかも瞬間なのでけっこう難しいのです。
オフサイドの反則になったら
手順
(1) 先ず副審が旗を垂直に上げます。
(2) 主審の確認後、反則のあった位置を示します。
点線枠は各副審から見て、反則のあった位置を示す範囲のイメージです。
その位置によって腕の角度を3段階で示します。
(3) 攻撃側の反則となり、守備側のフリーキックになります。
その他
- ゴールがあってもその前にオフサイドの反則ならば得点は認められません。
- オフサイドの反則自体はイエローカードやレッドカードの対象ではありません。
- 副審がオフサイドの反則を判定しても(旗を上げても)、主審がそうでないと判断すればそのままプレーが続行されます。
誤審
オフサイドに限らず審判が判定を誤ることを誤審(ごしん)といいます。人がやっている上に上記のように難しいのでまれにあります。
特にオフサイドの判定は得点を左右することもあり、元々得点数の少ない競技ゆえに勝敗にも左右しかねません。もちろん、その可能性を減らすべく審判員もトレーニングをしています。
審判について更に深めたい方は、日本サッカー協会(JFA)のサッカー競技規則(pdf:サイト外リンク)もご参考になると思います。
オフサイドのルールそのものに関しては下記当サイト関連記事をご覧願います。
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リンク
初版 2012-10-22 / 最終