攻守の切り替わり(トランジション)
「ボールを奪われたらすぐに奪い戻す」など漠然としたことはよく耳にしたり見たりします。
そこで具体的に相手ボール時とマイボール時でそれぞれどのようなプレーになるのかその流れや、攻撃と守備の切り替わり(トランジション)をフローチャート図にして考察しました。
プレーの流れと攻守の切り替わり
一直線で真下に進むことが失点や得点の最短です。(図をクリック/タップすると拡大縮小します。)
■ 青の範囲
ボールを自チームで保持し続けていれば失点の可能性はありません。青範囲内で終始続けることが理想ですが、現実的には不可能です。
■ 黄の範囲
ボールを奪われても早い段階で奪えれば失点の可能性を下げ、かつ得点チャンスに近づきます。攻守の切り替えの素早さが必要となり、ポゼッションを高めます。
カウンター狙いなどの理由で、あえて相手に持たせるのもよしとする場合やチームもあります。
■ 赤の範囲
守備ブロックを組み、そこに入ってきたらプレッシングをかけます。意図せず攻められ続けていると失点の可能性が高まります。
戦力(特にボールキープ力)の差やチーム戦術などの理由で、あえて高い位置でプレッシングせず、ブロックを主体にしてカウンターを狙う場合やチームもあります。
切り替えの実際
図では、攻/守、相手/自ボール、とデジタル式に2分していますが、実際はある程度
- 攻撃中でも奪われた場合を考えたポジションをとる。
- 守備中でも奪った場合を考えたポジションをとる。
などでリスク管理をし、完全にどちらか一方ということではありません。
これらはおおまかな場合の例ですので、実際は矢印以外の展開になる場合もあります。
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初版 2012-11-29 / 最終