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ワールドカップのポット

ワールドカップ出場チームが決まり、ポットという言葉を耳にしている方もいると思います。抽選会でも必ず出てくるそのポット(POT)とは何か、何のためのものかです。FIFAランキングもときに関係してきます。

グループステージ

ポットの説明の前に、先ずワールドカップのグループステージの抽選について、おおまかな説明です。

A1~H4まで全32チームが入る表が用意されています。

表1 グループ分け
ABCDEFGH
A1B1C1D1E1F1G1H1
A2B2C2D2E2F2G2H2
A3B3C3D3E3F3G3H3
A4B4C4D4E4F4G4H4

各々試合の日程や会場があらかじめ決められています。B2に入れば「初戦はB1のチームで、いつどこの会場で」という感じです。

ワールドカップのグループステージは先ずA~Hの各グループ内4チームで対戦し、上位2チームが次のセカンドステージへと進めます。各グループ内で3、4位になると敗退となります。

ポットの有無

ポットなしの場合

さて、全32チームからやみくもに抽選してこの表を埋めた場合、2つのことが起こりえます。

1つのグループに強豪チームが固まってしまう。
グループステージで強豪チームが早々に消えてしまうと面白みに欠けます。
1つのグループに同一地域のチームが固まってしまう。
現状、平均的に欧州や南米が強く、そうでない地域もあります。また様々な地域(スタイル)同士が対戦することはワールドカップの醍醐味でもあります。

やはり強豪チームはなるべくセカンドステージで当たるところを見たいし、地域予選では見られない対戦カードが見たいものです。

これら強豪チームや同一地域が固まってしまうことをなるべく減らすしくみがポット(POT)なのです。

ポットありの場合

ポット1~ポット4の、4つの抽選箱が用意されます。

表2 ポット分け
ポット1ポット2ポット3ポット4
ロシア
ドイツ
ブラジル
ポルトガル
アルゼンチン
ベルギー
ポーランド
フランス
スペイン
ペルー
スイス
イングランド
コロンビア
メキシコ
ウルグアイ
クロアチア
デンマーク
アイスランド
コスタリカ
スウェーデン
チュニジア
エジプト
セネガル
イラン
セルビア
ナイジェリア
オーストラリア
日本
モロッコ
パナマ
韓国
サウジアラビア

表2は2018年ロシア大会のもので、ポット1の最初にホスト(開催)国ロシアが入り、以降2017年10月時点のFIFAランキング上位から順に割り当ててあります。

つまりある程度の目安で強い順になっています。(2014年は地域ごとに割り当てられていました。)

表1のA1に先ず開催国(2018年はロシア)が入り、B1~H1に入るチームをポット1から選んでいきます。

A1~H1が埋まったら次にA~Hに入る2チーム目をポット2から選んでいきます。ポット2から全て選び終わったら、ポット3、ポット4も同様に選んでいきます。

欧州と南米は割り当てられたときにすでに同一地域が入っていた場合、前回2014年は次のグループにずらしていました。

例えばグループAのポット2を引いてチリが出、すでにグループAに開催国ブラジルが割り当てられていたためにチリはグループBに割り当てられました。

こうして強さや地域がなるべく偏りなく入るように振り分けているのです。

同一ポットとFIFAランキング

このしくみから同一ポット内のチームはグループステージで当たることがないことになります。

これは「目安でしかない」と言われるFIFAランキングがときに重要な意味を持つことになります。

例えば表2で、もしスペインのランクが上でポット1であればグループステージでドイツやブラジルなどとの対戦を避けられたのです。

現時点のFIFAランキングはFIFA公式サイト(外部リンク)で見られます。

初版 2017-11-25 / 最終