トーナメント(大会)のしくみ
グループステージとノックアウトステージとは、その意味や、勝ち抜きの仕組みです。
また、プレーオフ、死のグループ/死の組、決勝トーナメントの呼び方についてです。
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2段階のステージ
ワールドカップなどの大きな大会では試合形式を2段階に区切ることがあります。呼び名は大会(主催)によって異なります。
- グループステージ/グループリーグ
- ノックアウトステージ/セカンドステージ/ノックアウトラウンド
グループステージ
グループリーグと呼ぶ大会もあり、総当り戦です。
基本的仕組みと枠
参加チームを数グループに分け、各グループ内で総当たり戦を行い、上位チームのみが次のステージへ進めます。
この進めるチーム数を枠といい、例えば2チームなら2枠といいます。枠数に入れなかったチームはグループステージ敗退となり、終了です。
通過順位
最終的にグループ内1位なら1位通過、2位なら2位通過といいます。
通過順位によって次のステージで対戦する相手が決まってきます。例えば
- 1位通過チームは、他グループの2位通過チームと当たる
- 2位通過チームは、他グループの1位通過チームと当たる
などです。たいてい1位通過するチームは強く、対戦を避けたいので通常は1位通過を目指します。
プレーオフ
大会によってはプレーオフがある場合もあり、他のプレーオフのチームと対戦して勝てばノックアウトステージへ進めます。この枠を「.5」と表します。
例えば2.5枠なら、上位2チームは無条件勝ち抜き、3位がプレーオフとなります。
死のグループ、死の組
通常は強いチームが各グループに分散するように組まれます。
が、時に1つのグループに集中し、次のステージに進めそうと予想される強豪チームが枠の数を大きく超えてしまうこともあり、死のグループまたは死の組と呼ぶことがあります。
例えば、1グループ4チームで進出可能は2枠、強豪チームが4チーム入った場合などです。
ノックアウトステージ
セカンドステージやノックアウトラウンドと呼ぶ大会もあり、勝ち抜き戦です。
基本的仕組み
時間内で未決着なら延長戦、更にはPK方式で決着を付けます。基本的には負けたら即終了です。
変則の山
大会によっては敗者復活の山の場合もあります。また、強豪チームは途中から山に加わる場合もあります。
決勝トーナメントの呼び方
グループステージとの区別でノックアウトステージのみを決勝トーナメントと呼ぶ場合も多いのですが、トーナメントとはグループステージとノックアウトステージ共に含めた大会全体のことを言い、紛らわしいのでここでは用いません。
国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)なども同様な表記をしています。
用語についてはJFA公式サイトのサッカー用語集(サイト外リンク)も参考になると思います。
関連して、
はサッカーを極めて面白くしている面でもあり、ぜひご覧いただきたいです。広告
初版 2012-10-31 / 最終