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サッカー映画 - 僕たちのキックオフ

私が感動・感銘を受けた、サッカー映画またはサッカーの場面がある映画の1つ、「僕たちのキックオフ」の紹介です。

イラク戦争で家を失い競技場の仮住まいで不安に暮らす人々。その中の青年が試合を上映したり、この競技場で少年サッカーの民族対抗試合を開催します。イラクとNHK国際共同制作です。

作品情報

基本情報

邦題 僕たちのキックオフ
原題 KICK OFF
2008
イラク・クルディスタン地域/日本(NHK国際共同制作)
監督 シャウキャット・アミン・コルキ(SHAWKAT AMIN KORKI)
舞台 フセイン政権崩壊後のイラク・キルクークの競技場

出演者情報

役名出演者
青年アスースワン・アテュフ(SHWAN ATUF)
アスーの友人サコゴワール・アンワル(GOVAR ANWAR)
女性ヘリンロジャン・ハマジャザ(ROJAN HAMAJAZA)

あらすじ

家を失い競技場に仮住まいを作って暮らす人々。ヘリコプターや爆発音の不安、役所からは立ち退きを命じられ、配給に頼る日々。共にここで暮らす青年アスーとヘリンはお互い淡い恋心を抱いている。アスーはこの競技場でクルド、アラブ、トルコでの少年サッカーの試合を行おうと動き出す。お粗末な設備ながらも何とか試合を始めたが…。

見どころ・おすすめ点・感想、など

限りなくモノクロ調の映像が深みを増しています。住民が役人に不満を言う中を含め、現状に追い込んだ体制や戦争に批判することなく試合放映など終始希望を求めるアスーの姿。最後の上からの場面ではアスーが求めた姿と逆の姿が同時に映され、現実とその無残さが描かれています。

監督コルキ氏は「スタジアムを見て明暗を感じた。サッカーで喜びやエネルギーがあふれる場所なのに暮らす人々を見てむなしさを感じた。それでこの映画を思いついた。」、また製作中に「阻止の脅迫がたくさんあった。」と言っています。

サッカー好きな方へ特に注目点

女性のちょっとしたボール遊びでさえも慣習の違いが見えます。民族(や国)で試合する以上もめることもあるでしょうが、クルドのGKが負傷した場面はまさにアスーが求めていたことの1つでしょう。

「NHK アジア・フィルム・フェスティバル」(外部リンク)

初版