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サッカー映画 - もうひとつの決勝戦(アザー・ファイナル)

私が感動・感銘を受けた、サッカー映画またはサッカーの場面がある映画の1つ、「もうひとつの決勝戦(アザー・ファイナル)」の紹介です。

2002W杯日韓大会決勝戦の日、FIFAランクで最も下のブータンとモントセラトで親善試合を行うドキュメンタリーです。国や宗教などを超えた純粋なサッカーが見られます。

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作品情報

基本情報

邦題 もうひとつの決勝戦
原題 THE OTHER FINAL
2002
オランダ、日本
監督 ヨハン・クレイマー(JOHAN KRAMER)
舞台 ブータン、モントセラト

あらすじ

2002ワールドカップ日韓大会の決勝戦の日、FIFAランクで最も下の202位ブータンと203位モントセラトの2チームでFIFA公認の親善試合を行う企画。試合開催の発端から2国の紹介や状況、試合までの運びのドキュメンタリーと言える。

ブータンでの試合に向けて準備や移動中にトラブルが生じながらも試合は開催された。渡されたトロフィーには細工がしてあった。

見どころ・おすすめ点・感想、など

国・宗教・文化を超えた交流。両キャプテンなど所々語られる言葉にサッカー(スポーツ)の意義を改めて思い起こされます。「本当の決勝戦ではないが」と語られるが、企画ということを差し引いてもサッカーの「本当の姿」はむしろこちらにあると言えるのではないでしょうか。

真っ白なボールが、本編中では各所で導きや場面展開で現れ、エンディングでは両国の老若男女や上手さを問わずつなぎ役として現れます。

ソカミュージック「HOT HOT HOT」の生みのミュージシャンのアロー(ARROW)氏も少しではあるが出演し、曲が本編中に度々流れます。(この曲は「ベッカムに恋して」でも使われています。)

ブータン(googleマップ)  モントセラト(googleマップ)

サッカー好きな方へ特に注目点

各大国と協会の規模や設備は全く違えど、各所でそれぞれのサッカーをしていること。2002ワールドカップ決勝が行われるスタジアム(横浜国際総合競技場)と設備の歴然とした差を述べつつ「2つのゴールは同じ」は、この競技の規模の凄さを改めて感じます。そしてこんな試合にまで政治的圧力が存在する皮肉も。

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初版