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観戦視聴が面白くなる小話6:パイフラ

試合の観戦や視聴で知っていると更に面白くなる、ちょっとした小話です。また、あれはなぜ?という疑問に少しでも解消の手助けになれば幸いです。

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パイフラとは

パイプフラッグ、略してパイフラ。特にこのページでは頭の上でクルクル回す旗についてです。

パイプフラッグ、略してパイフラ

パイプという名の通り管ですが、何の管かご存知でしょうか?

答えは水道管や電線管です。建物の外壁に取り付けられているのを見かけます。

「でもあれって金属製ではないの?」と思うかもしれません。

金属製もありますが、錆(さび)対策や加工のしやすさでポリ塩化ビニルという樹脂製が使われることも多いのです。

これはホームセンターで簡単に買うことができます。たいていVPという記載で、塩ビ管でも通じます。

折れないか

「近くにいると折れて飛んできそうで怖い」という方もいらっしゃるでしょう。

実際振ってみると、とにかくしなってまず折れることはないことがお分かりいただけるはずです。

管の種類によってしなり方が異なり、おもいっきりクネクネさせてぶん回すのが好きという方もいますが、強風時はやや難しくなります。

そして極めて軽いです。旗の布の素材にもよりますが、パイプ自体は皆さんの想像以上に軽いことでしょう。

回す向き

パイフラを回す際、右回りに数回、左回りに数回、また右回りに数回…と回す向きを定期的に変えていることにお気づきでしょうか。これはなぜでしょうか?

答えは「旗が巻き付くから」です。

例えば

  • 右回りに3回巻き付き →
  • 左回りにほどき3回+巻き付き3回 →
  • 右回りにほどき3回+巻き付き3回 …

といった感じです。どれくらい巻きついているかは感触でわかります。

小さめの旗でしたら軽く持って手の中で回して巻き付かないようにもできますが、大きめだと安全面からそうなるのです。

映像ではわからないことですので、ぜひスタジアムで確認してみてください。以上、パイフラの話でした。

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