サッカーの箱

入門 観戦 応援

競技規則 第6条 その他の審判員

サッカー競技規則 2018/19 のうち、第6条 その他の審判員 の部分です。

黄色のアンダーラインは前回2017/18からの追加部分です。削除部分の記載はしていません。

各節表題右側のボタンを押すと下記のそれぞれがクリップボードにコピーされます

  • [] 当ページのその節へのリンク(URL)。
  • [] その節の本文テキスト。引用符設定:

広告

見出しリスト

第6条本文

試合には、その他の審判員(副審2人、第4の審判員、追加副審2人、リザーブ副審、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)、および、少なくとも1人のアシスタントVAR(AVAR))を任命できる。その他の審判員は、競技規則に従って試合をコントロールする主審を援助するが、最終決定は常に主審によって下される。

主審、副審、第4の審判員、追加副審およびリザーブ副審は、「フィールドにいる」審判員である。

ビデオアシスタントレフェリー(VAR)とアシスタントVAR(AVAR)は「ビデオ」審判員であり、IFABが決定したVAR手順に基づき、主審を援助する。

その他の審判員は、主審の指示に従って活動する。不法な妨害、または不当な行為を行ったとき、主審はその審判員を解任し、関係機関に報告する。

リザーブ副審を除く「フィールドにいる」審判員は、反則を主審より明らかに事象が見えている場合に主審を援助し、主審に見えなかった著しい不正行為やその他の出来事について、関係機関に報告書を提出しなければならない。作成した報告書については主審とその他の審判員に知らせなければならない。

「フィールドにいる」審判員は、主審がフィールド、ボール、競技者の用具を点検する際(既に問題が解決されている場合も含む)、また時間、得点、不正行為などの記録をする際に援助する。

競技会規定は、競技会開始に先立って、審判員がその職務を開始または続行することができない場合、誰が審判員と交代するのか、またこれに伴う交代について明確にしなければならない。特に、主審がその職務を続行できない場合、第4の審判員、上級の副審、または、上級の追加副審のうち誰が主審を務めるのかを明確にする必要がある。

1. 副審

副審は、次のときに合図をする:

  • ボール全体がフィールドの外に出たときに、どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか。
  • オフサイドポジションにいる競技者が罰せられるとき
  • 競技者の交代が要求されているとき
  • ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか。追加副審が任命された場合、副審はペナルティーマークの延長線上に位置する。

副審の援助には交代の進め方の監視も含まれる。

副審は9.15m(10ヤード)の距離をコントロールする援助を行うために、フィールドに入ることができる。

2. 第4の審判員

第4の審判員の援助には次のものが含まれる:

  • 交代の手続きの管理
  • 競技者と交代要員の用具の点検
  • 主審のシグナルや承認を受けたあとに、競技者を再入場させる。
  • ボール交換の管理
  • 前半、後半(延長戦を含む)の終了時に主審がプレーに追加しようとする最小限のアディショナルタイムの表示
  • テクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかった場合、主審に伝える。

3. 追加副審

追加副審は次のときに合図できる:

  • 得点を含め、ボールの全体が、ゴールラインを越えたとき
  • どちらのチームがコーナーキックやゴールキックを行うのか。
  • ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか。またボールがゴールラインを越えたかどうか。

4. リザーブ副審

リザーブ副審の唯一の任務は、職務を続行することができなくなった副審または第4 の審判員と交代することである。

5. ビデオ審判員

  • ビデオアシスタントレフェリー(VAR)は、得点か得点でないか、ペナルティーキックかペナルティーキックでないか、退場(2つ目の警告によるものは含まない)、あるいは主審が警告または退場を命じたとき反則を犯したチームの競技者を間違えた状況に関する「はっきりとした、明白な間違い」または「見逃された重大な事象」に限り、リプレー映像を用いて主審が判定するのを援助する審判員である。

アシスタントVAR(AVAR)は、主として以下によりビデオアシスタントレフェリー(VAR)を手助けする審判員である:

  • VARがチェックやレビューで手がふさがっているとき、テレビ映像を監視する
  • VARが関わった事象、通信や技術的問題発生に関する記録をとる
  • VARと主審との通信を援助する、特にVARがチェックやレビュー時、例えば、主審に「プレーを止める」、「再開を遅らせる」などと伝える
  • 「チェック」や「レビュー」でプレーが遅延したときに「空費」された時間を記録する
  • VARが関わった判定に関する情報を関係者に連絡する

6. 副審のシグナル

  • 交代
  • 攻撃側のフリーキック
  • 守備側のフリーキック
  • 攻撃側競技者のスローイン
  • 守備側競技者のスローイン
  • コーナーキック
  • ゴールキック
  • オフサイド
  • 近い側のオフサイド
  • フィールドの中央のオフサイド
  • 遠い側のオフサイド

7. 追加副審のシグナル

  • 得点(ボールが明らかにゴールラインを越えた場合を除く)

このページの第6条以外は下記当サイト関連記事競技規則 目次からご覧いただけます。

広告

初版