2024年度クラブ経営情報開示資料まとめ

Jリーグから「2024年度クラブ経営情報開示資料(本発表)」が公開され、そのまとめです。
売上高と人件費、入場者数に加え、売上や経費の各項目の簡単な説明をしています。
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2024年度クラブ経営情報開示資料
2025年7月29日、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)経営基盤本部 クラブライセンス事務局 より、2024年度クラブ経営情報開示資料(本発表)が公開されました。
以前に公表された表に着色化とグラフ化されました。
以後この記事ではこれを元に話を進めます。そちらを参照しながらご覧願います。
主なトピックス
として、こうあります。本文そのままです。
- 売上高は60クラブ合計で過去最高の1,725億円となり、前期比114%、50クラブが増収であった。
- 入場料収入は前期比121%となり、大幅に増収。
- 浦和は、2年連続で売上高100億円超(102億円)。広島は、新スタジアム効果もあり、前期比38億円増の売上高80億円。
- Jリーグ・Jクラブ全体の売上高は1,900億円超え。
- 売上原価・販管費は60クラブ合計で過去最高の1,732億円となり、売上高と同様に増加 している。(前期比112%)。
- 2024年度より、移籍補償金等収入と移籍関連費用の科目を新たに開示対象とした。
- 移籍補償金等収入は、国外から45億円、国内から65億円。
- 移籍関連費用は、国外向け61億円、国内向け57億円。
売上高、人件費
1-2. 売上高推移
全体が上回っていますが、入場料収入も増えています。
ここでの「その他」とは、物販収入や配分金や移籍補償金等収入などです。
1-3. 売上原価・販管費推移
売上高の増加に伴ってこれらも増えています。
移籍関連費用の計上方法が変わったので何とも言えませんが、多くは選手の年棒であるトップチーム人件費は極端に増加していない様子です。つまり各クラブが増収に見合った選手補強をしていると想定できます。
2-2. 売上高・チーム人件費が増加したクラブ
J1~J3のほとんどのクラブで増加、つまり規模が拡大しています。
2-3. 売上高の推移
クラブ別売上高では、広島の +3,837(百万円)が突出しています。これは「2-5. 入場料収入の推移」や「2-8. 売上高成長率上位10クラブ」にも表れています。
エディオンピースウイング広島の効果が絶大であったと言えますが、今後の維持に注目です。
町田の +2,345 もJ1昇格&好成績が要因でしょう。
3-3. 売上高主要項目の推移
上記「1-2. 売上高推移」の、スポンサー収入と入場料収入を折れ線グラフにしたものです。推移はこちらの方が見やすいかもしれません。
来年度は単価推移の項目も追加してほしいですね。
入場者数
3-4. リーグ戦総入場者数の推移
J1の著しい増加が見られます。
絶対数で見ると、J1 → J2 → J3とそれぞれ半分以下になり、昇格降格や入れ替え戦がいかにシビアであることもうかがえます。
3-5. 1試合当たりの平均入場者数(リーグ戦のみ)の推移
新型コロナで落ち込んだ分の回復は見られますが、やや頭打ち感の傾向が見られます。
債務超過の解消
4-1. 「赤字」と「債務超過」の違い
各項目を簡単に説明します。
- 増資の実行(資本金を出す人を募る):新たなスポンサーを募り、また従来のスポンサーに増資を依頼することです。
- チーム人件費:多くは選手の年棒です。
- 試合運営費:スタジアム使用料などです。ホームでも、スタジアムの所有は自治体で、管理者はクラブとは別会社であることもあるのです。警備費用も簡単に減らせるものでもありません。
- 広告料:ユニフォームに入っている企業名や商品名などです。
- 入場料:チケット代です。
広告料や入場料を増やすには強いチーム作りは必要。それにはいい選手を獲得したい、在籍し続けさせるにはなるべく人件費をかけたい。互いに相反することを無理なく健全に保つ必要があります。
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初版 2025-08-04 / 最終