最終予選 UAE戦の主審の判定
日本代表 W杯アジア最終予選、初戦のUAE戦での主審の判定を考察します。吉田が相手を倒してFK、大島が倒してPK、浅野のゴールが認められなかった場面についてです。
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審判団は4人ともカタールのセットで、主審はアル・ジャシム(ABDULRAHMAN AL-JASSIM )さんでした。
このページは真の意味が伝わらない可能性があるので、スマホなどではなく大画面で、高画質で録画された映像と比較して読み比べていただきたいです。
1失点目の相手FK
前半18分、吉田が#7を倒してイエローカードを受け、FKを与えて同点に追いつかれる原因となった場面。
日本は左エンドです。
吉田が手で引っ張った
引っ張ってもつかんでもなく、触れる前に体勢が崩れているのでこれはないです。主審がこれでファウルを取った可能性は否定できませんが。…後述(1)
自ら体勢を崩した
#7がボールを先ず右足アウトで触れ、その後ボールコントロールを失って自ら体勢を崩したように見えます。…後述(2)
吉田の右足が相手の左膝を刈っている
メインから見て左手前コーナーからの拡大映像、NHKではなくテレ朝がわかりやすいです。似たようなアングルですが、向こう側の看板からして微妙に角度が違います。
前述(2)の通りすでに体勢が崩れかけていたので、これが倒れた全ての原因とは言えないでしょうが、取られることは十分あるでしょう。
(1)でも(2)でもなくこのトリッピングを取ったとしたらいい判定ではないでしょうか。
トランジションとカウンターへの対処
トランジションとは攻守の切り替わりのことです。
この場面の前は日本が押し込んでいて主審はペナルティボックス手前約10mの位置でした。
メインのタッチライン際で日本がロスト、#10に渡る前からすでに予測して走り出しています。手前の#11がカウンターで猛然と日本のゴールへ向かいますが、フィールド上でこの選手の次に主審が速く走っています。
2失点目の相手PK
後半7分、もつれから抜け出そうとした#15を大島が倒してPKとなった場面。
#15はファウルをもらいにいく様子もなく普通に前へ進もうとしていました。そこへ大島の右足が#15の右足を刈っています。
これは映像見た通りトリッピング(またはキッキング)ですね。
浅野のシュート
後半32分、浅野のシュートがゴールラインを割ったが認められなかった場面。
ラインを超えたか否か主審の位置から確実に断定することはほぼ不可能です。副審は直前のプレーの流れから、コーナー約3m右に位置していました。
難しい幅面で、これらを非難することはとてもできません。
ゴールラインテクノロジー(GLT)は費用が高くてまだ現実的ではないようです。ゴール脇の追加副審は置かれると思っていましたがいませんでした。
その他、まとめ
宇佐美が倒れた場面は極めて近くで見ていて、取らなくてもありです。他の細かい場面で疑問な場面もあります。
このページでは一部の場面だけですが、巷で言われているほど酷い判定ではなかったと思います。むしろ1失点目はよく追いついてよく見ていました。中東という偏りはなかったように感じます。
ここに書かれていることとは別の見解もあるかもしれませんが、大事なことはその場の雰囲気やイメージで批判するのではなく、録画でじっくり検証しているかということです。
簡潔な文にするために相手選手を名前や「○番」ではなく、#○と略しています。
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