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タクティクスボードの説明書

「戦術作戦タクティクスボード」のページの説明書です。先ず初めに読んでいただきたい基本的なこと、各タブごとの説明、応用的技術的なこと、に分けています。

○○はタブを表します。

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はじめに

先ず初めに読んでいただきたい、基本的なことです。

ご利用・推奨環境

ご利用

  • 無料(フリー)です。登録の必要はありません。
  • AndroidやiOSのアプリではなく、Webサイト版です。
  • ご自身で作成した画像はご自由にお使いいただけます。画像下の「サッカーの箱」のロゴはそのままでお願いします。
  • その他は当サイトについてをご覧願います。

推奨環境

横の解像度は1280ドット以上を推奨します。

選手や図形の選択/解除方法

下記方法で選択できます。

  • 1つをクリック/タップ。
  • ドラッグして囲む。
  • PCで、Shift+クリック(離れた位置の選手を複数選択できます)。

フィールド上の別の部分をクリック/タップすると選択解除されます。

選手の番号と名前の入力方法
  • チームで、1つづつ入力。
  • テキストで、「,」(カンマ)区切りのテキストから一括。
    • 番号,名前,番号,名前…(番号と名前)。
    • 番号,,番号,,番号…(番号のみ)。
  • ストレージで、ローカルストレージ(後述)に保存した表から一括。
文字入力の使用不可記号

使用できない半角記号があります。

  • 「<」「>」。
  • 「"」ダブルクォーテーション。
  • 「\」またはバックスラッシュ。
  • タブなど。
  • 改行(一部のテキストエリアでは使用できます)。

加えて下記は選手名入力では使用できません。

  • 「^」キャレット。
  • 「`」バックアポストロフィ(キーボードの@の上)。
  • 「,」カンマ。

その他記号一部が今後変更になる可能性があります。記号でも「_」アンダーバーは使用できます。

入力不可な記号は、フォーカス(入力欄からカーソル)が外れた時点で強制削除します。警告は出ず、一見正常に書き込んだように見えますのでご注意ください。

文字入力の最大文字数

各箇所でそれぞれ入力最大数があります。最大数はをマウスオーバー/タップすると見られます。

入力最大数を超えた分は、フォーカス(入力欄からカーソル)が外れた時点で強制削除します。警告は出ず、一見正常に書き込んだように見えますのでご注意ください。

レイヤー

層のことで、透明なシートを重ねたイメージです。下記のレイヤーがあります。

  • フィールド:選択不可、常に表示。
  • 選手アイコン:選択/表示が可能。ボールも含まれます。
  • 作図図形:選択/表示が可能。

選手アイコンと作図図形はどちらかのみ選択が可能です。

ストレージ(基本編)

当ページでのストレージとは、ローカルストレージ(local Storage)、ウェブストレージ(web Storage)をいい、多くのブラウザが持つ、データの保存や読み出し機能です。

お使いの機器(PCやスマートフォン等)に保存し、ブラウザを終了しても、ユーザーが下記操作をしない限り残り続けます。

  • 当ページのボタンで削除の操作をする。
  • ブラウザの設定で削除の操作をする。

操作ミスやハードウェアトラブルなど万が一のために、選手リストなど重要なデータは、テキストファイルや表計算アプリなど別の場所にバックアップを取っておくことを推奨します。

もう少し詳しくは、下記応用編をご覧願います。

その他

タッチデバイスでフィールド部分をスワイプしてもドラッグ選択のためスクロールしません。フィールド部分以外、または余白をスワイプしてください。

フィールドの縦横比や各ラインは競技規則にほぼ近くしています。

各タブの説明

  • 全般
  • 表題
  • 背景
  • 色登録
  • 選手色
  • 選手線
  • チーム
  • 試合
  • テキスト
  • ストレージ
  • 画像
  • ボール
  • 作図

全般的な設定ができます。

またブラウザ起動時に以下の設定ができます。

  • フィールド色や、Homeのチーム色をボードに自動的に読み込む。
  • Homeのメンバーリストの11番目までをボードに自動的に読み込む。

ボード上部にタイトルなどを入れられます。

ピッチの色や縞の設定ができます。縞は「奇数芝色」と「偶数芝色」を別の色にすることで可能です。

「分割線」を引くことでアタッキングサードやレーンを表せます。

あらかじめ任意の色を追加登録すると、以後色を選択するプルダウンメニュー各所(一部除く)でその色も選べるようになります。

追加した色は自動的にローカルストレージに保存され、次回ブラウザ起動時に自動的に読み込みます。

選手の色を設定できます。

色は「#000000」の形式です。「#000」や「255,255,255」の形式には対応していません。

  • 「Home全選手」/「Away全選手」で、チーム一括で変更。
  • 選手を選択した後、「選択選手」で個別に変更。Home/Awayに関係ありません。

布陣線

フォーメーションを表す選手同士を結ぶ線のことを、当ページでそう呼んでいます。

片側チームだけ表示する場合は、表示したくない側の濃さを0%にしてください。

選手の入れ替えは結び順を正しく表示させるため、チームの「選手入替」で交代してください。ボード内で位置を入れ替えただけでは線の結び順は変わりません。

距離円

各選手を中心に距離を表す円のことを、当ページでそう呼んでいます。

片側チームだけ表示する場合は、表示したくない側の濃さを0%にしてください。

Home / Away と2つありますがデータ上その意味や区別はなく、下記としているだけです。

  • チーム(H)=Home=初期に左エンドのチーム
  • チーム(A)=Away=初期に右エンドのチーム

エンドは後に試合で入れ替えられます。

テキストストレージ選手情報を読み込む際、ここのメンバーリストに書かれている内容に上書きされますのでご注意ください。

Homeのみは全般の「次回読込」で、ページ読み込み時に選手の番号名前を自動的に読み込む設定ができます。

フォーメーション変更、カード表示、エンド入れ替えができます。

カードの、左上と右上、黄1と黄2、に意味はありません。1枚目か2枚目か、当試合か累積かなどで使い分けてください。

チームのメンバーリストに入力済の、番号と名前を、カンマ「,」区切りのテキストに生成します。またカンマ区切りテキストから、ボードとチームのメンバーリストに読み込みができます。

選手の順序はチームの「選手入替」に関係なく、メンバーリストの順です。

ここでは保存機能はありません。ご自身で別途アプリにコピーして保存するか、ストレージをお使いください。

CSV形式として表計算アプリとのデータ交換が可能です。アプリ側の区切り記号をカンマ「,」に設定してください。

表計算アプリへのインポートをした場合、各セルごとに区切られずただのペースト(貼り付け)になってしまう場合は、最後に改行のみを2回前後加えてみてください。

チームのメンバーリストに入力済の、番号/名前を、コメントをつけてストレージに保存、または読み込みができます。

選手の順序はチームの「選手入替」に関係なく、メンバーリストの順です。

ストレージ保存表

ストレージに保存されているデータを表にしたものです。

表計算アプリのように各セルを直接編集はできません。「テキスト入力生成」を介して保存または読み込みできます。

テキスト入力生成

書式は下記になります。

行^コメント1,コメント2,コメント3`番号,名前,番号,名前…番号,名前(改行)
行^コメント1,コメント2,コメント3`番号,名前,番号,名前…番号,名前(改行)
行^コメント1,コメント2,コメント3`番号,名前,番号,名前…番号,名前(改行)

  • 行は表の行番号です。
  • 後に「^」キャレットを入れます。
  • コメント3つを「,」カンマで区切ります。
  • 後に「`」バックアポストロフィで区切ります。
  • 選手の番号名前を「,」カンマで区切ります。
  • 後に改行します。ここまでが表の1行となります。

行は、1行や飛び飛びでも可です。

「^」「`」「,」は半角です。「`」はJISキーボードの@の上であって、7の上のアポストロフィではありません。

コメント及び選手の番号名前で、入力が不要な箇所は未記入、つまり「,」の連続も可能です。「番号,,番号,,…」では番号のみが保存されます。

書式が異なると予期せぬエラーやデータ消失の可能性があるので十分ご注意願います。

全行削除

全般の「ストレージタブの全行削除ボタンを有効」にチェックを入れると、このボタンが表示されます。多くのデータを一瞬で失う危険性があるのでこのような処置をしています。

このボタンにより、ストレージ保存表の全ての保存を一括削除できます。

行う前に「全行一括生成」で一旦全てテキスト化しておくことを推奨します。

全行一括保存

全般の「ストレージタブの全行一括保存ボタンを有効」にチェックを入れると、このボタンが表示されます。多くのデータを一瞬で失う危険性があるのでこのような処置をしています。

このボタンにより、1行または複数行一括でストレージに保存することができます。

ストレージ保存表に既に保存データがある場合、行う前に「全行一括生成」で一旦全てテキスト化し、別アプリに保存しておくことを推奨します。

エラーや上書きの挙動については「応用」を参照願います。

文字数制限超えはエラーとせず、強制カットします。一見正常に保存されたように見えても、最大文字数までしか保存されていませんのでご注意ください。

項目半角最大文字数全角最大文字数
コメント2010
選手番号42
選手名前168

保存した行を「選択行生成」でテキストにすると、保存された内容が確認できます。

ボードの現在の状態を画像に変換し、任意の場所に保存できます。

保存先はローカルストレージではありません。認識できるお好きなドライブやフォルダに保存できます。

ボード部分を直接保存はできません。

画像はSNSなどにお使いいただけます。

ボールを最大8個まで同時表示できます。

レイヤーは選手と同じです。よって図形モードでは選択できません。

作図用レイヤーに作図されます。選手と同時に選択できません。

作図アイコンを選択するとレイヤーが自動で図形モードになり、選手が選択できなくなります。選手の選択や操作をする場合は、図形アイコン左側の表で、レイヤーを選手モードにしてください。

既に作図された要素の属性を後に変更はできません。例えば描かれた線の色、描かれた文字列を変更できません。

応用

応用的、技術的なことです。最初は読み飛ばしていただいてもけっこうです。

ストレージ(応用編)

各メーカーが提供するオンラインストレージやクラウドとは異なります。上記通り保存先はローカルです。

クッキー(Cookie)とは異なります。クッキーを削除してもストレージに影響はありません。

最近のOSやブラウザではほとんど使用できますが、何らかの原因でこの機能が機能しない場合は下記が正常に働きません。

全般の「次回自動読込」、色登録ストレージ

テキストでのカンマテキストの読込や書出し、及び、画像で作成した画像の保存は、ストレージ機能を使用していません。

保存先はブラウザによります。同一機器でも使用するブラウザを替えると保存先も変わります。異なるブラウザで保存データは共有されません。

ご利用のブラウザによって保存できる容量制限が異なります。

第三者が使用する機器では、個人情報を保存しないようご注意願います。保存したデータは簡単に閲覧や書き換えが可能です。

ローカルストレージやウェブストレージについて詳しくはご利用のブラウザのヘルプなどを参照願います。

各機能ごとの保存場所のまとめ
タブ保存先保存先変更保存方法ファイル形式
色登録ローカルストレージ×自動
テキストなし
ストレージローカルストレージ×自動
画像任意任意ご利用者PNG/JPEG

テキストはテキストを生成するだけで保存はしません。

保存にクッキー(Cookie)は使用していません。

「,」カンマ区切りテキスト

下記の書式に対応していません。一部の記号を入力不可にし、存在した場合は強制削除しているためです。他のアプリからデータを流用する場合はご注意ください。

  • ダブルクォーテーション囲い("aaa","bbb","ccc")
  • 「,」カンマを含むフィールド(aaa,"bb,b",ccc)
  • 改行を含むフィールド(aaa,"bb(CRLF)b",ccc)
  • 「"」ダブルクォーテーションを含むフィールド(aaa,"bb""b",ccc)

また、CSVのヘッダには対応していません。

フィールド色と選手色等の、次回自動読込

全般の「次回読込」についてです。

ページを開いた際に、自動的に下記設定を読み込むことができます。ご自身のチームをデフォルトにしたい場合などにお使いいただけます。

  • 芝とラインの色
  • Homeの、チーム名及びその文字色
  • Homeの、チーム選手アイコンなどの色
  • Homeの、チームフォーメーション

方法は下記の順に行います。

  1. 背景選手色チーム(H)等の、◆のついた項目を設定します。
  2. 全般「次回読込」の「◆箇所の現在値を次回読込値として保存」ボタンを押します。すると押した時点での各設定が記憶されます。
  3. その下の「◆箇所の次回自動読込」をチェックします。

以後、ページを開く度に◆の全項目が自動的に読み込まれます。

保存される値はページを閉じた時点ではなく、ボタンを最後に押した時点のものです。

チェックを外した後にページを開くと自動読み込みはせずに初期値で表示されます。それでも保存した値は保持しているので、再度チェックすると再び自動読み込みされます。

Home選手の番号と名前の、次回自動読込

全般の「次回読込」についてです。

ページを開いた際に、自動的にHome選手の番号と名前を読み込むことができます。ご自身のチームをデフォにしたい場合などにお使いいただけます。

  1. 前述の方法で、ボード上に選手の番号と名前が入力された状態にします。
  2. ストレージの、ストレージ保存表の1行目を選択し、「ストレージ保存」ボタンを押します。すると表の1行目に保存されます。
  3. 全般「次回読込」の「ストレージ保存表の1行目を次回自動読込」をチェックします。

以後、ページを開く度にHomeの選手が自動的に読み込まれます。

チェックしても表の1行目の保存がないと読み込まれません。また自動での読み込みは表の1行目のみです。

Awayに自動で読み込むことはできません。テキストストレージから手動で行ってください。

クリップボードにコピー

色登録テキストの、「クリップボードにコピー」についてです。

書式を1行にした場合、入力されているデータの最後に改行を2つ加えています。ペーストする表計算アプリで、「,」で区切った各項目が各セルに割り当てられず、1セルにただのペーストになってしまう場合があるためです。

したがって表計算アプリで既に入力されているセルがある場合、貼り付け領域下側が上書きにならないようにご注意ください。

書式が改行にした場合、およびストレージでは、改行は最後の項目分以外特に加えていません。

「ストレージ」の生成テキストと表計算アプリ

ストレージの「テキスト入力生成」で生成されたテキストの、表計算アプリとのやりとりについてです。

区切り記号を「,」カンマの他に「^」キャレットと「`」バックアポストロフィを使用しています。

よって表計算アプリに各セルに区切ってペーストする場合は、表計算アプリ側で区切り記号を上記3種を設定する必要があります。

または「区切り全カンマ変換」で、「^」「`」を「,」に変換すれば可能です。ただし一旦全カンマ変換にしたテキストは「ストレージ保存表」に用いることはできなくなります。

「ストレージ」の全行一括保存の上書き

ストレージの「全行一括保存」で、「ストレージ保存表」の既存データとの挙動についてです。

「ストレージ保存表」及び「テキスト入力生成」のテキストエリアそれぞれで、重複した行番号のありなしで下記の動作をします。

ストレージ保存表テキストエリア上書き
なしなし変化なし
なしあり新規保存
ありあり上書きする
ありなし表の元データは残る
色登録のポップアップウィンドウ

色を選択する子ウィンドウはブラウザによって異なります。

次回自動読込と色登録

全般の「次回自動読込」と、色登録で追加された色の挙動についてです。

ユーザ色はページを読み込んだ時点での設定色になります。例えば、

  1. 色登録で、ユーザ01を紫に設定。
  2. Homeの選手番号をユーザ01の紫に変更。
  3. 「次回読込値保存」し、「◆箇所の次回自動読込」をチェック。(紫ではなくuser1という情報が保存されます。)
  4. 色登録で、ユーザ01を水色に設定変更。以後水色として使用可能。
  5. ページを再読み込み。
  6. 選手番号は紫ではなく水色として表示されます。

ユーザ色ではなく元から設定されている色は変更できませんので関係ありません。

「色登録」の「テキスト入力生成」

色登録の「テキスト入力生成」の「テキスト書出」についてです。

色が黒(#000000)かつメモが未入力の場合はテキスト生成に加えません。初期設定と判断しているためです。

黒を登録する場合はメモを入力するか、#000001などRGB値を少しずらしてください。

「色登録」のエラー

色登録の「テキスト入力生成」の「テキスト読込」のエラーについてです。

エラーが出た色はスキップし、次の色の処理へと続行します。

エラーが存在した場合は全処理後に「項目番号+エラーコード」を表示します。項目番号は、「,」区切りの何項目かで、1~20の何色目かではありません。

1色部分にエラーが複数あっても、最初に出たエラーコードのみを表示します。

例えば「5CO」であれば、「,」5項目目の書式が正しくなく、その色の処理はスキップされています。

メモの文字数制限を超えた部分は強制カットし、エラーとしません。

エラーコード意味
X3「,」区切りが3の倍数ではない
NO番号が不正
CO色が不正
MEメモが不正
「ストレージ」の「全行一括保存」のエラー

ストレージの「全行一括保存」のエラーについてです。

エラーが出た行はスキップし、次の行の処理へと続行します。

エラーが存在した場合は全処理後に「テキストの行+エラーコード」を表示します。行は、テキストの何行目かで、表に書き込む「^」の前の数字ではありません。

1行にエラーが複数あっても、最初に出たエラーコードのみを表示します。

例えば「5CA」であれば、テキスト5行目の「^」の数が正しくなく、その行の処理はスキップされています。

エラーコード意味
CA「^」の数が不正
BA「`」の数が不正
NO「^」の前が不正
CMコメント数が不正
保存データの共有

当サイト内の他ページのボード類で、色登録ストレージがありますが、データを共有することはできません。

タクティクスボードのデータはその中でのみ、フォーメーション図作成のデータはその中でのみ、と、それぞれ別になります。

これはストレージのセキュリティ上の仕様によるものです。

共有する場合は、一旦テキストにし、クリップボード経由で、テキストストレージで入力してください。

作図の「やり直す」ボタン

図形要素の削除方法により以下の挙動になります。

  • 単数選択→復帰、の繰り返し:無制限に復帰。
  • 単数選択削除を連続→復帰:削除連続数が制限個数までは復帰。
  • 複数選択→復帰:削除要素数が制限個数までは復帰。復帰順序は配置順とは限りません。

復帰できる制限個数は20個までです。

図形を複数選択して一括で削除する場合、各要素1つが復帰1個となります。よって、復帰制限個数を超える要素数を一括削除すると戻らなくなる要素がありますのでご注意ください。

1チームのフォーメーション図は下記当サイト関連記事1チーム版フォーメーション図作成で作成できます。

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初版 2014-12-31 / 最終