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2019/20ルールの改正点と従来との比較(2/2-ハンド)

サッカー競技規則 2019/20 のうち、ハンドの反則の箇所について、改正点を従来と比較しています。

わかりやすいように、大きく意味が変わらない範囲で条文を一部言い換えたり削っています。

改正概要

ボールを手または腕で扱う(第12条-ファウルと不正行為)

先ずは従来です。

競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。次のことを考慮しなければならない:

  • ボールの方向への手や腕の動き(ボールが手や腕の方向に動いているのではなく)
  • 相手競技者とボールの距離(予期していないボール)
  • 手や腕の位置だけで、反則とはみなさない。

次に改正版を3段階で見ていきます。

(1) 反則になる

  • 手や腕を用いて意図的にボールに触れる。
  • ボールが手や腕に触れた後にボール保持やコントロールして、得点する、または得点の機会を作り出す。

手や腕を用いて得点することは偶発的であっても受け入れられず、これは最初の前提となります。

(2)通常は反則になる

次のように手や腕でボールに触れたとき:

  • 手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
  • 競技者の手や腕が肩の位置以上の高さがある。

手や腕を肩より高い位置におくことは反則になる「リスク」を冒していることになります。

(3)通常は反則にならない

次のように手や腕でボールに触れたとき:

  • 競技者自身の頭または体や、近くの競技者の頭や体から直接触れる。
  • 手や腕を用いて体を不自然に大きくしていない。
  • 競技者が倒れ、体を支えるため手や腕が体と地面の間にあり、体から伸ばされていない。

倒れたとき腕で支えるのは自然なことです。また、ボールが自身や近くの競技者に当たって手や腕に向かって来た場合、ボールとの接触を避けることは不可能であることが多いとしています。

まとめ、適用時期

より具体的に、実情に合った記載になりました。

従来、意図的ではない場合の判断基準にばらつきがありましたが、肩の高さという基準を設けたこと、至近距離で避けられない場合や倒れた場合を明記したことで統一性につながると予想されます。

何よりも「通常は」と、限定性や許容に範囲を設けたとはいえ、反則になる/ならないの記載はジャッジする側含めて明確になったと言えましょう。

2019/20改正は、海外では女子ワールドカップなどですでに適用され、国内各リーグや大会では2019年夏秋から適用されます。

詳しくはJFAのサッカー競技規則をご覧願います。

2019/20の改正のうちハンド「以外」の反則に関しては別記事にしており、下記当サイト関連記事を参照願います。

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