競技規則 第12条 ファウルと不正行為
サッカー競技規則 2019/20 のうち、第12条 ファウルと不正行為 の部分です。
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見出しリスト
第12条本文
ボールがインプレー時に反則があった場合にのみ、直接、間接フリーキックまたはペナルティーキックを与えることができる。
1. 直接フリーキック
競技者が次の反則のいずれかを相手競技者に対して不用意に、無謀に、または、過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが与えられる:
- チャージする。
- 飛びかかる。
- ける、またはけろうとする。
- 押す。
- 打つ、または、打とうとする(頭突きを含む)。
- タックルする、または、挑む。
- つまずかせる、または、つまずかせようとする。
身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。
- 不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または、慎重さを欠いてプレーを行うことである。懲戒処置は必要ない。
- 無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または、結果的に危険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなければならない。
- 過剰な力とは、競技者が必要以上の力を用いて相手競技者の安全を危険にさらすことであり、このようにプレーする競技者には退場が命じられなければならない。
競技者が次の反則のいずれかを犯した場合、直接フリーキックが与えられる:
- ハンドの反則(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内にあるボールを扱う場合を除く)。
- 相手競技者を押さえる。
- 身体的接触によって相手競技者を妨げる。
- 人をかむ、または人につばを吐く。
- ボール、相手競技者または審判員に対して物を投げる、あるいは、持った物をボールに当てる。
第3条の反則についても参照すること。
ボールを手または腕で扱う
競技者が次のことを行った場合、反則となる。
- 手や腕をボールの方向に動かす場合を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れる。
- ボールが手や腕に触れた後にボールを保持して、またはコントロールして、次のことを行う。
- 相手競技者のゴールに得点する。
- 得点の機会を作り出す。
- ゴールキーパーを含め、偶発的であっても、手や腕から相手チームのゴールに直接得点する。
競技者が次のことを行った場合、通常は反則となる:
- 次のように手や腕でボールに触れたとき:
- 手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくした。
- 競技者の手や腕が肩の位置以上の高さある。(競技者が意図的にボールをプレーしたのち、ボールがその競技者の手や腕に触れた場合を除く)
これらの反則は、ボールが近くにいる別の競技者の頭または体(足を含む)から競技者の手や腕に直接触れた場合でも適用される。
これらの反則を除き、次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、通常は反則ではない:
- 競技者自身の頭または体(足を含む)から直接触れる。
- 近くにいた別の競技者の頭または体(足を含む)から直接触れる。
- 手や腕は体の近くにあるが、手や腕を用いて競技者の体を不自然に大きくしていない。
- 競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。
ゴールキーパーは、自分のペナルティーエリア外でボールを手または腕で扱うことにつ いて、他の競技者と同様に制限される。ゴールキーパーが、自分のペナルティーエリア内 で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキック が与えられるが、懲戒の罰則にはならない。
2. 間接フリーキック
競技者が次のことを行った場合、間接フリーキックが与えられる:
- 危険な方法でプレーする。
- 身体的接触を伴わずに、相手競技者の進行を妨げる。
- 攻撃的な、侮辱的な、または、下品な発言や身振り、あるいは、その他の言葉による反則で異議を示した場合
- ゴールキーパーがボールを放そうとしているときに、ゴールキーパーがボールを手から放す、キックする、または、キックしようと試みるのを妨げる。
- 第12条に規定されていないもので、競技者を警告する、または、退場させるためにプレーを停止することになる反則を犯す。
ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、次の反則のいずれかを犯した場合、間接フリーキックが与えられる:
- ボールを放すまでに、手または腕で6秒を超えてコントロールする。
- ボールを手から放した後、他の競技者がそのボールに触れる前に手または腕でボールに触れる。
- 次のような状況で、ボールを手または腕で触れる。ただし、ゴールキーパーがボール をプレーに戻すため、明らかにボールをける、またはけろうとした場合を除く:
- ボールが味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされる。
- 味方競技者によってスローインされたボールを直接受ける。
ゴールキーパーがボールを手でコントロールしていると判断されるのは次のときである:
- ボールがゴールキーパーの両手で持たれているとき、または、ボールがゴールキーパーの手と他のもの(例えば、グラウンド、自分の体)との間にあるとき、ボールに手または腕のいずれかの部分で触れているとき。ただし、ボールがゴールキーパーからはね返った、または、ゴールキーパーがセーブしたときを除く。
- ゴールキーパーが広げた手のひらでボールを持っているとき
- ボールを地面にバウンドさせる、または、空中に投げ上げたとき
ゴールキーパーが手でボールを保持しているとき、相手競技者はゴールキーパーに挑むことができない。
危険な方法でのプレー
危険な方法でプレーするとは、ボールをプレーしようとするとき、(自分を含む)競技者を負傷させることになるすべての行為であり、近くにいる相手競技者が負傷を恐れてプレーできないようにすることも含む。
主審が相手競技者に対して危険でないと判断した場合、シザーズキック、バイシクルキックは行うことができる。
身体的接触なしで相手競技者の進行を妨げる
相手競技者の進行を妨げるとは、ボールが両競技者のプレーできる範囲内にもないとき、相手競技者の進路に入り込み、その進行を妨げる、ブロックする、スピードを落とさせる、進行方向の変更を余儀なくさせることである。
すべての競技者は、フィールド上においてそれぞれ自分のポジションをとることができる。相手競技者の進路上にいることは、相手競技者の進路に入り込むことと同じではない。
競技者が、相手競技者とボールの間に自らを置くことは、ボールがプレーできる範囲にあり、相手競技者を手や体で押さえていない限り、反則ではない。ボールがプレーできる範囲にある場合、その競技者は正しい方法で相手競技者によりチャージされることがある。
3. 懲戒処置
主審は、試合前の点検のためにフィールドに入ったときから試合(ペナルティーマークからのキックを含む)の終了後にフィールドを離れるまで、懲戒処置をとる権限をもつ。
試合開始のためフィールドに入る前に競技者またはチーム役員が退場となる反則を犯した場合、主審は、その競技者またはチーム役員を試合に参加させない権限を持つ(第3条6項を参照)。主審は、その他の不正行為を報告する。
フィールドの内外にかかわらず警告または退場となる反則を犯した競技者またはチーム役員は、その反則に従って懲戒される。
イエローカードは警告されたことを知らせるため、レッドカードは退場が命じられたことを知らせるために使用される。
競技者、交代要員、交代して退いた競技者、またはチーム役員のみにレッドカードまたはイエローカードが示される。
■ 競技者、交代要員、交代して退いた競技者
カードの提示とプレーの再開
主審が警告または退場と判断した場合、懲戒処置を実施し終えるまでプレーを再開させてはならない。ただし、主審が懲戒の罰則の手続きを始めておらず、反則を犯 していないチームがすばやくフリーキックを行って、明らかな得点の機会を得た場合を 除く。懲戒の罰則の処置は、次にプレーが停止されたときに行われる。なお、反則が相手 チームの決定的な得点の機会を阻止したものであった場合、競技者は警告されることになる。
アドバンテージ
警告や退場処分となる反則に対して、主審がアドバンテージを適用したとき、この警告や退場処置は、次にボールがアウトオブプレーになったときに行われなければならない。ただし、決定的な得点の機会の阻止と判断される反則がありながらもアドバンテージが適用された場合、その反則を犯した競技者は反スポーツ的行為で警告される。
明らかな得点の機会を除き、著しく不正なプレー、乱暴な行為または2つ目の警告となる反則を含む状況で、アドバンテージを適用すべきでない。主審は、次にボールがアウトオブプレーになったとき競技者に退場を命じなければならないが、その競技者がボールをプレーする、あるいは、相手競技者に挑む、または、妨害する場合、主審はプレーを停止し、その競技者を退場させ、間接フリーキックでプレーを再開する。ただし、その競技者がより重い反則を犯した場合を除く。
守備側競技者がペナルティーエリアの外で攻撃側競技者を押さえ、そのままペナルティーエリア内でも押さえていた場合、主審はペナルティーキックを与えなければならない。
警告となる反則
競技者は、次の場合警告される:
- プレーの再開を遅らせる。
- 言葉または行動により異議を示す。
- 主審の承認を得ず、フィールドに入ったり、復帰したり、意図的にフィールドから離れる。
- コーナーキック、フリーキック、またはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
- 繰り返し反則する(「繰り返し」の定義に明確な回数や反則のパターンはない)。
- 反スポーツ的行為を犯す。
- レフェリーレビューエリア(RRA)に入る
- (主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す
交代要員または交代して退いた競技者は、次の場合警告される:
- プレーの再開を遅らせる。
- 言葉または行動による異議を示す。
- 主審の承認を得ず、フィールドに入る、または、復帰する。
- 反スポーツ的行為を犯す。
- レフェリーレビューエリア(RRA)に入る
- (主審がレビューのために用いる)TVシグナルを過度に示す
別々に2つの警告となる反則が起きたならば(2つが近接している場合であっても)、2つの警告となる反則が犯されたとすべきである。例えば、競技者が必要な承認を得ずにフィールドに入り、無謀なタックルをしたり、ファウルやハンドの反則などで相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止した場合である。
反スポーツ的行為に対する警告
競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。例えば:
- 負傷を装って、またファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。
- プレー中、また主審の承認を得ずにゴールキーパーと入れ替わる(第3条参照)。
- 直接フリーキックとなる反則を無謀に行う。
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するためにボールを手または腕で扱う。
- 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するためにファウルを犯す。ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を犯し、主審がペナルティーキックを与えた場合を除く。
- ボールをプレーしようと試みて反則を犯し相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合
- (その試みが成功しようとしまいと)ボールを手または腕で扱って得点をしようと試みる、あるいは、得点を阻止しようと試みて失敗する。
- フィールドに認められないマークを描く。
- フィールドから離れる承認を得たのち、フィールドから出る途中でボールをプレーする。
- サッカーに対してリスペクトに欠ける行為を行う。
- 競技者が競技規則の裏をかき、(フリーキックからも含め)意図的に味方のゴールキーパーに頭や胸、膝などでボールをパスする。ゴールキーパーがボールに手または腕で触れたか否かは関係しない。
- プレー中、または再開のときに言葉で相手競技者を惑わす。
得点の喜び
競技者は得点をしたときに喜ぶことはできるが、その表現は過度になってはならない。あらかじめ演出されたパフォーマンスは勧められず、時間をかけ過ぎてはならない。
得点の喜びのためにフィールドを離れることは、警告の反則ではない。しかし、競技者は、できるだけ早くフィールドに戻らなければならない。
次の場合、競技者は得点が認められなくとも警告されなければならない:
- 安全や警備に問題が生じるような方法でピッチ外周フェンスによじ登ったり、観客に近づく。
- 挑発したり、嘲笑したり、相手の感情を刺激するような身振りや行動をする。
- マスクや同様のものを顔や頭に被る。
- シャツを脱ぐ、シャツを頭に被る。
プレーの再開を遅らせる
主審は、次のようにプレーの再開を遅らせる競技者を警告しなければならない:
- スローインを行おうとしたが、急に味方競技者の1人にスローインを任せる。
- 交代が行われるとき、フィールドから離れることを遅らせる。
- 過度に再開を遅らせる。
- 主審がプレーを停止したのち、ボールを遠くへけったりボールを手で持ち去ったり、意図的にボールに触れて対立を引き起こす。
- やり直しをさせるため、間違った場所からフリーキックを行う。
退場となる反則
競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の反則のいずれかを犯した場合、退場を命じられる:
- ハンドの反則を犯し、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分たちのペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。
- 競技者がフリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点、または、決定的な得点の機会を阻止する(下記の「得点、または、決定的な得点の機会の阻止」に規定される“警告”の場合を除く)。
- 著しく不正なプレーを犯す。
- 人をかむ、または人につばを吐く。
- 乱暴な行為を犯す。
- 攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言や身振りをする。
- 同じ試合の中で二つ目の警告を受ける。
- ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る
退場を命じられた競技者、交代要員、または、交代して退いた競技者は、フィールド周辺およびテクニカルエリア周辺から離れなければならない。
得点、または、決定的な得点の機会の阻止
競技者が、ハンドの反則により、相手チームの得点、または、決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所にかかわらず、その競技者は退場を命じられる。
競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は警告される。それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、または、ボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則を犯した競技者は退場させられなければならない。
競技者、退場となった競技者、交代要員または交代して退いた競技者が主審から必要な承認を得ることなくフィールドに入り、プレーまたは相手競技者を妨害し、相手チームの得点あるいは決定的な得点の機会を阻止した場合、退場の対象となる反則を犯したことになる。
次の状況を考慮に入れなければならない:
- 反則とゴールとの距離
- プレーの方向
- ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
- 守備側競技者の位置と数
著しく不正なプレー
相手競技者の安全を脅かすタックルまたは挑むこと、また過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なプレーを犯したことで罰せられなければならない。
いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横、あるいは後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる。
乱暴な行為
乱暴な行為とは、身体的接触のあるなしにかかわらず、競技者がボールに挑んでいないときに相手競技者に対して、あるいは、味方競技者、チーム役員、審判員、観客またはその他の者に対して過剰な力を用いたり粗暴な行為を行う、または、行おうとすることである。
加えて、競技者がボールに挑んでいないとき、意図的に相手競技者やその他の者に対して頭や顔を手や腕で打つ場合、その力が微小なものでない限り、乱暴な行為を犯したことになる。
■ チーム役員
反則があり、その反則を犯した者を特定できない場合、テクニカルエリア内にいる上位 のコーチが罰則を受ける。
[注 意]
通常、次の反則は注意となるが、繰り返しまたは露骨に行った場合、警告または退場となる:
- リスペクトある、または対立的ではない態度で、競技のフィールドに入る。
- 副審や第4の審判員の指示または要求を無視するなど、審判員に協力しない。
- 決定に対して軽度の不満を示す(言葉や行動により)。
- 他の反則を犯すことなく、時折テクニカルエリアから出る。
[警 告]
警告となる反則は、次のとおりである(ただし、これらに限らない):
- 明らかに、または繰り返して自分のチームのテクニカルエリアから出る。
- 自分のチームのプレーの再開を遅らせる。
- 意図的に相手チームのテクニカルエリアに入る(対立的ではなく)。
- 言葉または行動により異議を示す、例えば:
- ドリンクボトルやその他の物を投げる、またはける。
- 審判員に対するリスペクトを明らかに欠いた身振りをする。皮肉な拍手など。
- レフェリーレビューエリア(RRA)に入る。
- 過度に、または繰り返し、レッドカードやイエローカードを示す身振りをする。
- VARレビューのために用いるTVシグナルを過度に示す。
- 挑発したり、相手の感情を刺激するような身振りや行動をする。
- 容認できない行為を繰り返し行う(注意となる反則を繰り返すことを含む)。
- サッカーに対してリスペクトに欠ける行為を行う。
[退 場]
退場となる反則は、次のとおりである(ただし、これらに限らない):
- ボールを放さない、ボールを遠くへける、競技者の動きをさえぎるなどで、相手チー ムのプレーの再開を遅らせる。
- 意図的にテクニカルエリアを出て、次のことを行う:
- 審判員に対して異議を示す、または抗議する。
- 挑発したり、相手の感情を刺激するような態度をとる。
- 攻撃的または対立的な態度で相手チームのテクニカルエリアに入る。
- 競技のフィールドに物を意図的に投げ入れる、またはけり込む。
- 競技のフィールドに入り、次のことを行う:
- 審判員と対立する(ハーフタイムと試合終了後を含む)。
- プレー、相手競技者、または審判員を妨害する。
- ビデオオペレーションルーム(VOR)に入る。
- 相手競技者、交代要員、チーム役員、審判員、観客、またはその他の人(ボールパーソ ン、警備員、競技会役員など)に対する身体的または攻撃的な行動をとる(つばを吐く、かみつくなど)。
- 同じ試合の中で2つ目の警告を受ける。
- 攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言や身振りをする。
- 認められていない電子機器や通信機器を使用したり、電子機器や通信機器を使用して 不適切な行動をとる。
- 乱暴な行為を犯す。
物(またはボール)を投げる反則
すべての場合において、主審は適切な懲戒処置をとる:
- 無謀な場合- 反スポーツ的行為として警告する。
- 過剰な力を用いた場合- 乱暴な行為として退場を命じる。
4. ファウルや不正行為の後のプレーの再開
ボールがアウトオブプレーの場合、その前の判定に基づき再開される。
ボールがインプレー中、競技者が競技のフィールド内で体を用いた反則を犯した場合:
- 相手競技者に対する反則の場合 - 間接フリーキック、直接フリーキック、またはペナルティーキック
- 味方競技者、交代要員、交代して退いた競技者、退場となった競技者、チーム役員または審判員に対する反則の場合 - 直接フリーキックまたはペナルティーキック
- その他の者に対する反則の場合 - ドロップボール
すべての言葉による反則は、間接フリーキックとなる
ボールがインプレー中:
- 競技者が審判員、相手競技者、交代要員、交代して退いた競技者、退場となった競技者またはチーム役員に対してフィールド外で反則を犯した場合
- 交代要員、交代して退いた競技者、退場となった競技者、またはチーム役員が、相手競技者または審判員に対してフィールド外で反則を犯した、あるいは、妨害した場合
プレーは反則または妨害が起きたところから最も近い境界線上から行うフリーキックで再開される。このフリーキックが直接フリーキックで、反則を犯した競技者のペナルティーエリア内(の境界線上)で行われるものであれば、ペナルティーキックが与えられる。
反則が競技のフィールド外で競技者によって、自分のチームの競技者、交代要員、交代して退いた競技者またはチーム役員に対して犯されたならば、反則または妨害が起きたところから最も近い境界線上から行う間接フリーキックでプレーは再開される。
競技者が手に持ったもの(サッカーシューズやすね当てなど)でボールに触れた場合、直接フリーキック(またはペナルティーキック)でプレーは再開される。
競技のフィールド内または外にいる競技者が、相手競技者に対して物(試合球以外)を投げたり、またはけった場合、もしくは相手チームの交代要員、交代して退いた、または退場となった競技者、チーム役員、あるいは審判員や試合球に物(試合球以外のボールを含む)を投げた、またはけった場合、直接フリーキックでプレーは再開される。この位置が 競技のフィールド外の場合、フリーキックは境界線上の最も近い地点で行われる。このフリーキックが反則を犯した競技者のペナルティーエリア内(の境界線上)で行われるものであれば、ペナルティーキックが与えられる。
交代要員、交代して退いたまたは退場となった競技者、一時的にフィールド外にいた競技者またはチーム役員が、フィールド内に物を投げつけ、あるいは、けり込んで、それがプレー、相手競技者または審判員を妨害した場合、物がプレーを妨害した、あるいは、相手競技者、審判員またはボールに当たった、または、それらに当たったであろう場所から行われる直接フリーキック(またはペナルティーキック)でプレーは再開される。
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