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競技規則 第10条 試合結果の決定

サッカー競技規則 2019/20 のうち、第10条 試合結果の決定 の部分です。

黄色のアンダーラインは前回2018/19からの改正、灰色のアンダーラインは編集(記載)の変更です。削除の記載はしていません。

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第10条本文

1. 得点

ゴールポストの間とクロスバーの下でボールの全体がゴールラインを越えたとき、ゴールにボールを入れたチームが反則を犯していなければ、1得点となる。

ゴールキーパーが相手のゴールにボールを直接投げ入れた場合、ゴールキックが与えられる。

ボールが完全にゴールラインを越える前に主審がゴールの合図をした場合、プレーはドロップボールによって再開される。

2. 勝利チーム

より多く得点したチームを勝ちとする。両チームが無得点または同点の場合、試合は引き分けである。

試合またはホームアンドアウェーの対戦が終了し、競技会規定として勝者を決定する必要がある場合、次の方法のみが認められる:

  • アウェーゴール・ルール
  • それぞれ15分以内で同じ長さの前半と後半から成る延長戦
  • ペナルティーマークからのキック

上記の方法を組み合わせることができる。

3. ペナルティーマークからのキック

試合後にペナルティーマークからのキックが行われるときも、他に規定されていない限り、競技規則の関係諸条項が適用される。

進め方

ペナルティーマークからのキックの開始前

  • 主審は、その他に考慮すべきこと(例えば、グラウンド状態、安全など)がない限り、コインをトスしてキックを行うゴールを決定する。そのゴールは安全上の理由、あるいは、ゴールまたはフィールドの表面が使用できなくなった場合に限り変えることができる。
  • 主審は再度コインをトスし、トスに勝ったチームが先にけるか後にけるかを決める。
  • プレーを続けられなくなったゴールキーパーに代わる交代要員を除いて、試合終了時にフィールド上にいた競技者、または一時的に(負傷、用具を正すためなどで)フィールドから離れていた競技者のみにペナルティーマークからのキックを行う資格が与えられる。
  • それぞれのチームが参加資格のある競技者からキッカーを選び、キックを行う順番を決める。順番を主審に通知する必要はない。
  • 試合が終了したとき、ペナルティーマークからのキックを行う前、または進行中に、一方のチームの競技者数が相手チームより多くなった場合、競技者のより多いチームは相手競技者数と等しくなるように競技者数を減らし、除外するそれぞれの競技者の氏名と番号を主審に通知しなければならない。除外された競技者は、キックに参加することができない。
  • ペナルティーマークからのキックの前または進行中にゴールキーパーがプレーを続けられなくなったとき、競技者数を等しくするために除外された競技者とゴールキーパーが入れ替わることができる、また、そのチームが競技会規定に定められた最大数の交代を完了していなければ、氏名を届けられている交代要員と交代できる。退いたゴールキーパーは、それ以降ペナルティーマークからのキックに参加できず、キッカーを務めることもできない。
  • ゴールキーパーが既にキックを行っていた場合、入れ替わって参加したゴールキーパーは、次の一巡までキックを行うことができない。

ペナルティーマークからのキックの進行中

  • 資格のある競技者と審判員のみがフィールドの中にいることができる。
  • キッカーと両ゴールキーパー以外、すべての資格のある競技者は、センターサークルの中にいなければならない。
  • キッカー側のゴールキーパーは、フィールドの中で、ペナルティーエリアの外で、ゴールラインとペナルティーエリアの境界線との交点のゴールライン上にいなければならない。
  • 資格のある競技者は、ゴールキーパーと交代することができる。
  • キックは、ボールの動きが止まったとき、ボールがアウトオブプレーになったとき、または反則があって主審がプレーを停止したときに完了する。キッカーがボールを再びプレーすることはできない。
  • 主審はキックを記録する。
  • ゴールキーパーが反則を犯し、その結果キックのやり直しとなった場合、そのゴールキーパーは警告されなければならない。
  • 主審がキックを行うよう合図した後に犯した反則でキッカーが罰せられる場合、そのキックは失敗として記録され、キッカーは警告される。
  • ゴールキーパーとキッカーの両方が同時に反則を犯した場合:
    • キックが失敗した、あるいは、セーブされた場合、そのキックはやり直しとなり、両方の競技者は、警告される。
    • ボールがゴールに入った場合、得点は認められず、そのキックは失敗として記録され、キッカーは、警告される。

次の条件に従って、両チームが5本ずつのキックを行う。

  • キックは、両チーム交互に行われる。
  • それぞれのキックは異なる競技者によって行われ、資格あるすべての競技者がキックを行わなければならず、その後はいずれの競技者でも2本目のキックを行うことができる。
  • 両チームが5本のキックを行う以前に他方が5本のキックを行ってもあげることができない得点を一方のチームがあげた場合、以後のキックは行われない。
  • 5本ずつのキックを行ったのち、両チームの得点が同じ場合、同数のキックで一方のチームが他方より多く得点するまで、キックは続けられる。
  • 上記の基本原則はその後続けて行われるキックにも適用されるが、チームはキッカーの順番を変更することができる。
  • ペナルティーマークからのキックは、競技者がフィールドから離れたことで遅らせてはならない。競技者がキックを行うまでに復帰しない場合、その競技者のキックは無効(無得点)となる。

ペナルティーマークからのキックが進行中の交代および退場

  • 競技者、交代要員、交代して退いた競技者は、警告される、または退場を命じられることがある。
  • 退場となったゴールキーパーの代わりを、資格のある競技者が務めなければならない。
  • プレーを継続できないゴールキーパー以外の競技者は、交代することができない。
  • 一方のチームの競技者が7人未満となった場合でも、主審は試合を中止してはならない。

このページの第10条以外は下記当サイト関連記事競技規則 目次からご覧いただけます。

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