ゴールキーパーがゴール上隅のシュートを防ぐ逆手
ゴールキーパーが、ゴール上隅に飛んできたシュートを片手で止める場合、左右どちらの手を用いるか、またその理由です。
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問題
突然ですがクイズです。
ゴールキーパーの未経験者さんはゴールキーパーになった気持ちで次の問いを考えてみてください。
自分から見てゴール右上隅に飛んできたシュートを、両手でキャッチできず片手ではじくことで精一杯の場合、左右どちらの手で防ぎますか?
答えは「右手のときもあり、左手のときもあり」です。
自分の右側だから常に右手では?と感じる方も多いでしょう。それは自然なことです。
そこで次の実験をしてみてください。
実験と結果
立っても、いすに座ったままでも、どちらでもけっこうです。
- 先ず両手を平にして伸ばして頭上に上げ、左右の親指を付けます。
- おおまかに、自分の頭の高さを覚えておきます。
- そのまま体を右に倒し、両手が元の頭の高さ前後、つまり体が真横になりそうなところで止めます。左手の方が右上に伸びているはずです。
- 更に、左手はそのままの位置で、右手を左手の位置に重ねてみてください。右手の指先は左手の指先に届かないはずです。
このように頭付近の高さになると、シュートコース=自分が飛んだ側と逆の手の方がゴールの隅に届くのです。
なんだか不思議な感じですね。ときにこの数cmがセーブできるか否かにつながるのです。
逆手とはゴールキーパー本人から見て、
- シュートコース右上は左手
- シュートコース左上は右手
を使うことを指します。
ちなみにシュートコースが右上でも、頭上近くまたは右下では右手の方が届きます。
日常練習でどちらの手を出すか、自分のその境目を把握し、迷いなく反応できる判断、かつ球筋の変化に追従できる対応力が求められます。
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