曲がる/落ちるボール
ボールの曲げ方/曲がる理由/曲げる効果です。前に立つ相手選手やGKの届かない外を回りこませることは極めて重要となります。
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蹴り方
真っ直ぐ
先ず真っ直ぐに蹴る場合です。蹴る方向の後ろから見た図です。
足の甲のほぼ中心部で、ボールの中心を蹴ります。インステップキックといいます。
曲げる
右足で蹴って左側に曲げる場合です。
足の甲の内側で、ボール中心部やや右下を、外側に向けて蹴ります。インフロントキックといいます。
これを縦回転に近づけると落ちるボールになります。
完全に縦にこすり上げるように蹴ると縦回転になり、ゴールキーパーの真上から落ちるドライブシュートが打てます。これは地面にあるより浮いたボールの方が蹴りやすいです。
足先より甲の上やインサイドに近い内側で蹴る選手もいます。
曲がる理由
回転をかけるとマグヌス効果という片側に向けての力が生じます。よって進行方向に進みつつも片側に少しづつ曲がっていきます。
赤:ボールの進行方向
青:ボールの回転
緑:マグヌス効果による力
図で空気の流れを水色の線(流線)で表していますがこれはイメージです。
曲げる効果
これはずばり、前に立つ相手選手の外を回りこませることです。
シュートでもフリーキックでも、前の相手選手や壁の上や横を通すことにより越すことができます。
ゴールキーパーの手の届かない外側から巻いていくシュートは特に有効です。
流れの中では、相手を完全に抜ききらなくても少し外すだけでシュートを打てます。これは極めて重要です。
曲げる度合い
シュートで、曲がりすぎるとボールスピードが落ちてしまい、曲がりきらなければゴール枠に入らず、その加減が必要です。
こすり上げる、振り抜く、当てる、などの微妙な感覚で曲げ具合とボールスピードを調整します。
また、高地で気圧が低いと曲がりにくくなります。 2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会では試合会場が高地か否かの差があり、 選手スタッフ達は気を遣っていたようです。
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初版 2013-01-20 / 最終