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フィールドのマーキングを簡単手軽に行う

フィールド(ピッチ)のマーキング(ライン引き)を、100mメジャー1つ、2人で簡単手軽に行う方法です。規定の105m x 68mの寸法で説明しています。

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必要なもの

  • 100mメジャー1つ
  • ペグ(テント張りなどで地面に挿すもの)
  • 人員2人

もちろん、メジャー105m以上や、もう1つとそれに見合う人数があればより早くできますが、よくある例として上記で説明します。

マーキングの実際

以下、図の濃く太い緑線がラインを引く部分、薄く細い緑線はすでに引かれてある部分です。

必要なマーキング

タッチラインを引く

先ず観客や来賓席の中心に目盛り52.5m部分を合わせた後、席に平行にして0mをペグで固定し、99.5mまでを引きます。

図の各目盛りに目立たない程度の仮マークをします。

メジャーをずらして99.5m~105mを引きます。

直角を出す

C1の固定はそのままで、メジャーの90m部分を先程の30mの仮マークに合わせます(A)。

メジャーの40m部分をC3方向に移動します(B)。

これで3:4:5の直角三角形ができ、C1が90°となります。

直角を出す

Bを抑えておき、AをC3方向、一直線になるように移動します。

直角を出す

(ちなみにこの工程は飛ばしてもけっこうですが、C3付近に仮線を引いておき、H1から85.91mを測ると、より正確性が増します。)

ゴールラインを引く

C1~C3を引き、各目盛りに仮マークをします。

反対側エンドのC2~C4も同様に、直角三角形を作って線を引き、仮マークをします。

タッチラインを引く

C4~C3を引き、仮マークをします。先に引いた30mと75m部分の仮マークは不要です。

ハーフウェーラインとセンターサークルを引く

H2~H1を引き、中央34mにセンターマーク、半径9.15mでセンターサークルを引きます。

日本サッカー協会(JFA)の競技規則ではセンターマークは直径22cmとしています。

ペナルティエリアとゴールエリアを引く

タッチライン両側の16.5mの仮マーク同士を結び、13.84m~54.16m部分のみ引きます。

タッチライン両側の5.5mの仮マーク同士を結び、24.84m~43.16m部分のみ引きます。

ペナルティエリアとゴールエリアを引く

ゴールラインの各仮マークと結んで引きます。

ペナルティアークを引く

ゴールラインの34mマークとセンターマークを結び、ゴールラインから11mにペナルティマークを書きます。

日本サッカー協会(JFA)の競技規則ではペナルティマークは直径22cmとしています。

ペナルティマークから半径9.15mでペナルティアークを引きます。

コーナー4箇所に半径1mでコーナアークを引きます。

ここまでで必要なマーキング(ライン引き)は一応終了です…が、更に、コーナーアークから9.15mの「任意のマーク」もあるといいでしょう。

任意なマーキング

任意のマークを引く

コーナーアークの外側から、ゴール側の端またはハーフウェーライン側の端までが9.15mとなるよう、またゴールラインまたはタッチラインから5cm離して直角に30cmの長さの線で引きます。

各コーナーに2箇所、全8箇所です。

これでマーキングは完了です。実際はメジャーの張り具合や地面が平面ではないなどで若干誤差が出る場合があります。

コーナーポストとゴールの設置

コーナーポスト

コーナー4箇所には、旗のある先のとがっていない1.5m以上のコーナーポストを立てます。

ゴール

ゴールを設置する

ゴールラインに仮マークした30.34/37.66m部分に、ゴールポストの内側がくるように設置します。

ゴールを設置する

ご参考までにゴールポスト内側から各ラインまでの寸法を示します。

ペナルティエリアとゴールエリアは、ゴールを中央に置いてこの測り方で引くのが本来ですが結果は同じです。

ちなみに、メジャーは安いものはすぐ切れてしまう場合があるのでしっかりしたものがお勧めです。

各ラインの寸法は下記当サイト関連記事フィールドサイズとラインの寸法をご覧願います。

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