サッカー映画 - サラエボの花
私が感動・感銘を受けた、サッカー映画またはサッカーの場面がある映画の1つ、「サラエボの花」の紹介です。
ボスニア紛争十数年後、その残した苦悩を母と娘が演じます。暴力や戦いの映像なくも残虐行為が伝わってきますが、愛と希望がテーマです。
広告
作品情報
基本情報
邦題 | サラエボの花 |
---|---|
原題 | GRBAVICA |
年 | 2006 |
国 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
監督 | ヤスミラ・ジュバニッチ(JASMILA ZBANIC) |
舞台 | ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボ。ボスニア紛争の十数年後。 |
出演者情報
役 | 役名 | 出演者 |
---|---|---|
母 | エスマ | ミリャナ・カラノヴィッチ(MIRJANA KARANOVIC) |
娘 | サラ | ルナ・ミヨヴィッチ(LUNA MIJOVIC) |
クラブの男 | ペルダ | レオン・ルチェフ(LEON LUCEV) |
あらすじ
エスマは男子とサッカーやケンカまでする活発な12歳の娘サラと2人暮らし。サラは父親は知らずエスマからはシャヒード(戦死・殉教者)と聞かされている。夜勤までし、修学旅行の旅費が免除になるシャヒードの証明書を出さないエスマに苛立ちが募り、とうとう…。
見どころ・おすすめ点・感想、など
原題のグルバヴィッツァとはサラエボの、ある地域一帯のこと。民族浄化という残虐行為が行われた地の一つ。暴力や戦いの映像なくも戦争の傷跡が伝わるが母娘の愛がテーマです。時に叱り、時に抱きしめ、母娘それぞれの苦悩が見えます。
サラがエスマに父親と似た点を聞いたとき、ラストのバス内での、サラの表情の変化に注目です。エンディング曲「Sarajevo ljubavi moja」がその変化と結び合って地域愛・親子の愛・希望により深みを増しています。
サッカー好きな方へ特に注目点
映画そのものはサッカーとは直接関係ないのですが、サッカーが映像や会話に自然に溶け込んでいることに注目です。サッカーが文化として馴染んでいることの現れでしょう。また、ジェフ千葉と日本代表のイヴィツア・オシム元監督も勧めた映画でもあります。
「サラエボの花」公式サイト(オシム元監督の当時のメッセージ)(外部リンク)
広告
リンク
初版