スタジアムの芝の縞の理由と方向
スタジアムの芝はなぜ縞(しま)になっているのでしょうか。その理由、縞の方向、オフサイドラインとの兼ね合いについて、図解しています。
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縞模様の理由
芝刈り
ボールの転がりなど質のいい試合をするために、また芝の質を維持するために、芝は時々刈る必要があります。
芝刈り機が進む時に芝が倒れていきますが、その往復の仕方で縞を作っているのです。
ではなぜ倒れ方によって見た目が変わるのでしょうか。
光の具合
それは芝の傾きで光の反射や吸収具合が異なり、見た目の明るさが変わるためです。
見る側の向こう側へ倒れている場合は明るく(薄く)見えます。
見る側の手前へ倒れている場合は暗く(濃く)見えます。
上図は説明のため極端に簡略化していますが、実際はもっと密で様々な方向に向いています。その中でも芝刈り機によって一方に倒れている芝が多いのです。
よってメインスタンド側から見て明るい場所は、反対のバックスタンド側から見ると暗く見えます。
発色いい緑色に見せるための着色剤などを散布する場合がありますが、2色使い分けているというわけではありません。違う種類の芝を生やしているわけでもありません。
縞の方向と太さ
このページの最初の画像のように、テレビ映像などメインスタンド側や、バックスタンド側から見て縦、つまりゴールライン(短い辺)に平行に見える縞はよくご覧になると思います。
これはスタジアムや座席によって見え方が変わことがあります。
(下記3つの横長画像は、クリック/タップすると拡大し、ブラウザの戻るボタンで戻ります。)
ゴール裏からも縦、つまりタッチライン(長い辺)に平行に見えたり、格子状に見えることがあります。
海外で、センターサークルから広がるような同心円状や、格子と斜めを複雑に組んだ幾何学模様もたまに見られることもあります。
全てこれらは芝刈り機をそれらの方向に往復させたことを示します。
太さも全て均等とは限りません。センターサークルやペナルティアーク付近のみ細い場合が多く見られます。
スタジアムによって違っていたり、同じスタジアムでも時代によって変わったりもします。
縞が見られなかったり、はっきりしなかったり、線が細かったりする場合もありますが、刈り方や最後に刈った時期などが違うためです。
オフサイドの判定
芝の縞はオンサイドかオフサイドの判断に参考にもなります。
選手やボールの位置を縞と平行に仮想線を引けるからです。
以上縞についてでしたが、ぜひスタジアムに足を運んでいただき、キックオフ前の空いている時間にでもご覧いただい てはいかがでしょうか。芝を管理しているグラウンドキーパーの方々の結果を少しでも感じていただけたら幸いです。
ちなみに、この縞はご家庭の日常でも再現できます。毛足の長いじゅうたんやシーツを手でなでたり掃除機をかけたりした時です。
各ラインや座席の名称は下記当サイト関連記事をご覧願います。
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