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競技規則 第11条 オフサイド

サッカー競技規則 2018/19 のうち、第11条 オフサイド の部分です。

黄色のアンダーラインは前回2017/18からの追加部分です。削除部分の記載はしていません。

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第11条本文

1. オフサイドポジション

オフサイドポジションにいることは、反則ではない。

競技者は、次の場合、オフサイドポジションにいることになる:

  • 頭、胴体、または足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある(ハーフウェーラインを除く)、そして、
  • 競技者の頭、胴体、または足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い場合

ゴールキーパーを含むすべての競技者の手および腕は含まれない。

競技者は、次と同じレベルにいる場合はオフサイドポジションにいないことになる:

  • 後方から2人目の相手競技者、または、
  • 最後方にいる2人の相手競技者

2. オフサイドの反則

ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた*(ボールを「プレーした」か「触れた」最初のコンタクトポイントを用いる。)瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せられる:

  • 味方競技者がパスした、または、触れたボールをプレーする、または、触れることによってプレーを妨害する。または、
  • 次のいずれかによって相手競技者を妨害する:
    • 明らかに相手競技者の視線を遮ることによって、相手競技者がボールをプレーする、または、プレーする可能性を妨げる。
    • ボールへ向かう相手競技者に挑む。
    • 自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える。または、
    • 相手競技者がボールをプレーする可能性に影響を与えるような明らかな行動をとる。

または、

  • その位置にいることによって、次の場合にボールをプレーして利益を得る、または、相手競技者を妨害する:
    • ボールが、ゴールポスト、クロスバー、審判員または相手競技者からはね返った、あるいは、それらに当たって方向が変わってきた。
    • ボールが相手競技者によって意図的にセーブされた。

オフサイドポジションにいる競技者が相手競技者からボールを受けたとき、その相手競技者が意図的にボールをプレーした場合(相手競技者が意図的にセーブした場合を除いて)、利益を得ているとはみなされない。

「セーブ」とは、ゴールに入りそうな、または、ゴールに近づいたボールを、競技者(自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーの場合を除く)が手または腕以外の体のいずれかの部分を用いて止める、あるいは、止めようとすることである。

次の状況では:

  • オフサイドポジションから移動した、あるいは、オフサイドポジションに立っていた競技者が相手競技者の進路上にいて相手競技者がボールに向かう動きを妨げた場合、それにより相手競技者がボールをプレーできるか、あるいは、チャレンジできるかどうかに影響を与えていれば、オフサイドの反則となる。その競技者が相手競技者の進路上にいて(相手競技者をブロックするなど)相手競技者の進行を妨げていた場合、その反則は第12条に基づいて罰せられなければならない。
  • オフサイドポジションにいる競技者がボールをプレーする意図をもってボールの方へ動いたが、ボールをプレーする、または、プレーしようとする、あるいは、ボールへ向かう相手競技者にチャレンジする前にファウルされた場合、オフサイドの反則より前に起こったファウルが罰せられる。
  • 既に、ボールをプレーした、または、プレーしようとした、あるいは、ボールへ向かう相手競技者にチャレンジしようとしたオフサイドポジションにいる競技者に対して反則があった場合、ファウルより前に起こったオフサイドの反則が罰せられる。

3. オフサイドの反則ではないケース

競技者が次のことからボールを直接受けたとき、オフサイドの反則にはならない:

  • ゴールキック
  • スローイン
  • コーナーキック

4. 反則と罰則

オフサイドの反則があった場合、主審は、その競技者のハーフであっても、反則が起きたところから行われる間接フリーキックを与える。

主審の承認なくフィールドを離れた守備側競技者は、オフサイドの判断のため、プレーが次に停止されるまで、または、守備側チームがボールをハーフウェーラインに向かってプレーし、ボールが自分たちのペナルティーエリアから出るまで、ゴールラインかタッチライン上にいるものとみなされる。その競技者が意図的にフィールドを離れた場合、ボールが次にアウトオブプレーになったとき警告されなければならない。

攻撃側競技者は、そのときのプレーにかかわらないようにするため、フィールドの外に踏み出る、または、外にとどまることができる。次にプレーが停止する、または、守備側チームがボールをハーフウェーラインに向かってプレーしてペナルティーエリアから出るまでに、その競技者がゴールラインから復帰してプレーにかかわった場合、オフサイドの判断のため、その競技者はゴールライン上にいたとみなされる。意図的にフィールドから離れた競技者が主審の承認なしに復帰し、オフサイドで罰せられず利益を得た場合、警告されなければならない。

ボールがゴールに入ったとき攻撃側競技者がゴールポスト間のゴール内で動かずにいた場合、得点は認められなければならない。ただし、その競技者がオフサイドの反則または第12条の反則を犯していた場合、間接または直接フリーキックでプレーは再開される。

このページの第11条以外は下記当サイト関連記事競技規則 目次からご覧いただけます。

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