2026ワールドカップ北中米大会でのハンドとそうでない場面

2026年ワールドカップ北中米大会で起きた、ハンドの反則になった場面、ならなかった場面です。
DAZNの映像で見ていきます。
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ハンドの反則のおさらい
競技規則の「第12条 – ファウルと不正行為」の「ボールを手や腕で扱う」をおさらいしておきます。
>競技者が次のことを行った場合、反則となる。
- >例えば手や腕をボールの方向に動かし、意図的に手や腕でボールに触れる。
- >手や腕で体を不自然に大きくして、手や腕でボールに触れる。手や腕の位置が、その状況における競技者の体の動きによるものではなく、また、競技者の体の動きから正当ではないと判断された場合、競技者は、不自然に体を大きくしたとみなされる。競技者の手や腕がそのような位置にあったならば、手や腕にボールが当たりハンドの反則で罰せられるリスクがある。
- >相手チームのゴールに次のように得点する。
- 偶発的であっても、ゴールキーパーを含め、自分の手や腕から直接。
- 偶発的であっても、ボールが自分の手や腕に触れた直後に。
ハンドの反則になった場面
ゴール直前の選手がハンド
グループステージ グループJ 第1節 試合20 オーストリア-ヨルダン
- 67' オーストリアCKからゴール前混戦の中、アルナウトヴィッチが押し込みゴール。
- VARチェック、OFR。
- ゴール直前ポッシュの上腕に当たってアルナウトヴィッチにボールが渡っている。
- これをハンドとしてゴール取り消し。
ポッシュの腕が広がってボールコントロールして、アルナウトヴィッチ前に落としてるようにも見えます。意図的でなくても結果そのようになっています。
この試合で後にもハンド関係でVARチェックがありました。
不自然に体を大きくした
グループステージ グループJ 第1節 試合20 オーストリア-ヨルダン
上記と同じ試合です。
- 90+8' オーストリア3人が相手ボックスで繋ぎ、右からアルナウトヴィッチスがクロス。
- ボールは流れて外へ。
- VARチェック、OFR。
- ニアでスライディングしたヨルダン オバイドの腕に当たっていた。
- これをハンドとしてPK。
オバイドはクロスを蹴るところを見ていて、腕を上=ボール方向に上げています。
ハンドの反則にならなかった場面
手の位置は自然だったとしてPK取り消し
グループステージ グループG 第3節 試合64 ニュージーランド-ベルギー
- 19' ベルギーがカウンターで中央運び、トロサールがシュート。
- ブロックに入ったサーマンの腕に当たってボールは枠上。
- 主審はPKを取る。
- VARチェック、OFR。
- 「The left hand was in natural potision」としてPK取り消し。
ボールが当たった左腕は閉じて体につけていました。体勢を保つために広がっていた右腕には当たっていません。その右腕に当たったと見えたかもしれません。
主審はほぼ基本の対角線に動き、カウンターをしている選手達の1人かのようにいい距離を保ちながら、トロサールが打つ際に切り返したら自らの速度を弱め、最後いい位置で止まって見届けています。
スロー映像で見たら明らかですが、ボールスピードからして肉眼では難しい場面でした。
クリアボールが至近距離で当たる
ノックアウトステージ 準々決勝 試合98 スペイン-ベルギー
- 62' ベルギーがカウンターで左からクロス。
- スペイン ラポルテがヘディングクリア。
- 同時にロドリもクリアに行こうとすでにジャンプしていた。
- その至近距離いたロドリに、ボールが胸、手の順で当たる。
- 主審はファウル取らず。
- VARチェック入らず。
ロドリはジャンプで体勢維持するために手を上げていて、正当で自然と判断したのでしょう。また至近距離からのボールで反応は難しかったです。
まとめ
「手や腕にボールが触れることのすべてが反則になるわけではない」ことは散々言われていますが、では実際各々の場面ではどちらなのか判断が難しい場合も少なからずあります。
ワールドカップで選ばれた主審の基準や判定は極めて参考になるとの思いで、この記事を書いてみました。
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初版 2026-08-09 / 最終