2026ワールドカップ劇的試合アルジェリア-オーストリア

2026ワールドカップ北中米大会で最も劇的と言ってもいい試合、グループJ第3節アルジェリア対オーストリアです。
ヒホンの恥から44年、引分でいい試合を両者勝ちにいき、最後は壮絶な結果となりました。
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グループJの状況
2026ワールドカップ北中米大会のグループステージで、グループJは第2節終了時点で以下となっていました。
- アルゼンチン首位通過確定
- アルジェリアと勝点3で並ぶが得失点差で2位オーストリア
- 3位アルジェリア
- ヨルダン敗退確定。
そんな中での第3節アルジェリア対オーストリアの試合です。
2位は次のノックアウトステージ進出確定、3位でも勝点4なら進出です。どちらかが勝てば勝った方が進出で負けた方は敗退、引分なら勝点1が加算されるので両方進出になります。
試合開始から終了まで両者後ろでボール回ししてれば共に突破できるのです。
会見で引分狙いはしないとのことでしたが、これは建前上で実際どうかは別。巷では世紀の凡戦になる話もあったそうです。
ヒホンの恥
この対戦カードには1982年スペイン大会で因縁がありました。
グループ最終節で当たった西ドイツとオーストリアが両者積極的に行かず共に2次リーグ進出、これでアルジェリアが敗退。アルジェリアは抗議したが受け入れられませんでした。
これ以降グループステージの最終戦は同時に開催されるようになったとのことです。
ワールドカップではこれ以来44年ぶり2度目の対戦です。
試合展開
いざ始まると両者積極的に得点を取りに行く白熱の内容でした。
- 28' オーストリアLCBのロングフィードに抜けたアルナウトヴィッチが流しこんで得点。自分の体勢を調整した実に巧いシュート。
- 44' アルジェリアのロングパスが右コーナーポストに当たって残り、拾ったベルガリが3人交わしてシュート、これも巧い。1-1に追いつく。
- 後半も両者得点狙いは変わらず。
- オーストリア得点、アルジェリアが再度追いつき2-2。
- ハイドレーションブレイク明け、アルジェリアは回すだけでリスクを負わないように極端に変わる。ただし後ろに下がってではなくハーフライン付近で、隙あらば前に行くそぶりも見せる微妙な雰囲気(日本も参考にすべき!)。
- よってオーストリアは油断できないまま守備ブロック。リスク負ってまで前から取りにいこうともせず。
- これがアッディショナルタイムに入っても続く。表示は4分。「やはり最後は凡戦?」という雰囲気と、いつか行くぞという緊張感とが混ざる微妙な雰囲気。
- 90+3' アルジェリアが突然縦に差してマフレズの得点で3-2。一瞬のことで、2度追いつきからの逆転。
- このまま終了するとオーストリアは敗退。サポーターは首を振って呆然。ヒホンの恥の仕返しかと頭によぎったでしょう。実況「地獄に突き落とされた」。
- 90+5' オーストリアは選手交代でカラジッチがイン。
- 90+5' そのカラジッチが入って40秒でヘディングで得点、3-3。サポーター大絶叫。カラジッチ喜ぶより後語った「何が起きたかよくわからなかった」表情。
- キックオフ直後終了の笛。
結果、2位オーストリア、3位アルジェリアで、共にノックアウトステージ進出となりました。
試合後
実況解説は最後試合を振り返るのが通例ですが「頭の整理がつきません」。それはそうなります。私も前半思い出せず。
「両国間の国際関係心配しました、一瞬。」「ファン同士暴動始まらなければいいけど、心配も若干。」私も3-2時点で、会場帰りにいざこざ起きるのではと考えました。
パス成功数 723-355 は最後15分間のパス回しを現しています。
システムの変化
開始時両者4-2-3-1でした。アルジェリアのCHは攻撃時19ベンタレブがアンカー、10チャイビが前目で動きます。
オーストリアはハーフタイムに3枚替えで後半4-1-4-1に変更。アルナウトヴィッチは良かったのですが、足を気にしていたこととイエローもらってることもあったのでしょう。
アルジェリアは後半ハイドレーションブレイク明け71' に3枚替えでで3-4-1-2に変更。ここからリスクオフ。
長くなるのと記事の主旨違いですので省きますが、ぜひこの点を深堀りすると面白いと思います。
雑感
44年経ってこの劇的な結果を両国の方達はどう感じたでしょうか。
アルジェリアがハイドレーションブレイク後に攻めなかったのは最後にとどめを刺して終わらせたかったのかもしれません。
引き分けでもいい試合を果敢に闘った両チームの選手達に賞賛です。両サポーターさんは誇りにし、代々語り継げることでしょう。それをうらやましくもあります。
最後にFIFA公式とDAZNのURLを記しておきます。安永氏の視聴者目線の感情がこもった解説が視聴をより楽しくしてくれました。
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初版 2026-08-12 / 最終