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グループステージの当該チームについて

グループステージの当該チーム

グループステージ(グループリーグ)において、当該チームとは、同一順位のパターン、順位付け方法、得失点差や得点よりも当該チーム間での成績を優先にする理由、デメリット、についてです。

勝点計算表の例を挙げながら解説しています。

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同一順位のパターン

サッカーのグループステージ(グループリーグ)=総当たり戦では最終的に順位付けをしますが、順位が並ぶ場合があります。

下記例では、東と南チームの勝点が5で並んで同一順位となっています。

グループで2チームが同一順位

2チームとは限らず、3チームやそれ以上が同一順位の場合もあります。極端な例で言えば、全てのチームが全ての試合で引分なら、全てのチームの勝点が同じとなります。

また、1位が2チームと3位が2チームなどと、同一順位が複数ある場合もあります。

グループで同一順位が複数ある場合

同一順位のままにしない理由

勝点で並んだ場合、勝点以外の項目を元に順位付けする必要があります。大会やリーグによりますが、下記理由からです。

  • 次のステージやラウンドに進めるか否かが決まり、何位抜けかによって次の対戦相手などスケジュールが決まる。
  • 別の大会の出場権を得る。
  • 賞金の差。

順位付け方法

先ず勝点を見ることは共通ですが、それ以降は大会やリーグによって異なります。ここでは2つの例を挙げます。

(1)が同じなら(2)、(2)が同じなら(3)…と、順位付けするまで見る項目を変えていきます。

「勝点 → 得失点差 → 得点」の場合

  • (1)全チーム間での勝点 … 勝=3、引分=1、負け=0、を加算したポイント。
  • (2)全チーム間での得失点差 … 総得点数 - 総失点数
  • (3)全チーム間での得点 … 総得点数
  • (4)当該チーム間での勝点 … 同一順位チームだけでの勝点
  • (5)当該チーム間での得失点差 … 同一順位チームだけでの得失点差
  • (6)当該チーム間での得点 … 同一順位チームだけでの得点数

全チームとは、そのグループ内での対戦でということです。

「勝点 → 当該チーム同士のみの成績」の場合

全チーム間での「(2)得失点差 → (3)得点数」よりも、当該チーム同士のみでの成績を優先します。

  • (1)全チーム間での勝点
  • (2)当該チーム間での勝点
  • (3)当該チーム間での得失点差
  • (4)当該チーム間での得点
  • (5)全チーム間での得失点差
  • (6)全チーム間での得点

共に(7)以降は反則など、各大会規定で決められています。詳しくはその大会の規定を参照願います。

当該チームとは

ここで言う当該チームとは、グループステージの1グループ内において、全ての試合が終了した時点で、同一順位となったチームのことを指します。

例えば、グループ内で3チームの勝点が並んだ場合は、その3チーム間だけの試合での(2)~(4)の順で見ます。同一順位でないチームとの対戦成績は含みません。

当該チームのみでの勝点計算表

上の例では3つの当該チーム間で、勝点と得失点差は同じですが得点数で上回った南チームが上位となります。

それでも2チームの順位が同一な場合は、今度はその2チーム間だけの試合での(2)~(4)を見ます。

全チームより当該チームを優先する理由

全チームでの「得失点差 → 得点」よりも当該チーム間での成績を優先にする理由はなんでしょうか?

問題は「グループ内に極端に弱いチームがある場合」です。するとその弱いチームから何点取るかも重要になってきます。

グループ内に弱いチームがある場合

一見、全チーム各1試合づつ当たるので問題ないと思えるかもしれませんが、実はあまり公平とは言えません。

試合順序

初戦にその弱いチームと当たるチームが不利で、最終節に当たるチームが有利と言えます。

初戦、特に大きな大会では緊張するもの。勝つことや負けないことを最優先にして大量得点までは難しいものです。

最終節に弱いチームと当たるチームは「何点以上取ればいい」などと試合のコントロールにある程度目安をつけられます。

チ-ムスタイル

チ-ムによって、攻撃力が得意か守備力が得意かのスタイルの違いもあります。前者の方が有利と言えます。

よって、弱いチームを抜きにした対戦成績→当該チームだけで見ることは道理にかなっているとも言えるでしょう。

弱いチーム相手に何点取るか、よりも、実力が近い直接対決の結果を重要視したシステムと言えます。

デメリット

当該チームで見るデメリット

デメリットは、全チームでの勝点計算表の他にもう1つ、当該チームのみの勝点計算表が必要なことです。

2チームだけでしたらまだ頭の中で計算できるかもしれませんが、3チーム以上となるとややこしくなります。

当該チームを優先するデメリット

全チームでの「得失点差 → 得点」よりも当該チーム間での成績を優先にするデメリットは、当該チームのみの勝点計算表が必要になる頻度(ひんど)が増えることです。

「得失点差 → 得点」まで見れば同一順位になる確率は下がりますが、勝点だけだと同一順位になる場合はけっこう見られます。当該チームのみの勝点計算表の使用頻度が高まり、複雑になりえます。

2026年W杯

2026年ワールドカップの出場国は、前大会の32チームから史上最大の48チームに増えました。失礼をあえて書けば、サッカーの強弱以前にその国名自体聞いたことないようなチームもあります。

「そのチーム相手に何点取れるか」になることは想定しえることです。

そのためか否か「勝点 → 当該チーム同士のみの成績」が採用されています。

(本文を簡潔にするため、回りくどい表現をせず「弱いチーム」と直接表現している箇所があります。)

別のサイトですが、具体的に深く書かれた記事を拝見しましたので挙げておきます。【復刻記事】サッカーにおける順位決定方法の相違を考える【25/12/20】

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初版 2026-06-01 / 最終