サッカー映画 - 運動靴と赤い金魚

私が感動・感銘を受けた、サッカー映画またはサッカーの場面がある映画の1つ、「運動靴と赤い金魚」の紹介です。

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あらすじ

小学生の少年アリは、同じく小学生の妹ザーラの靴を修理してもらった後、芋を買いに八百屋に寄る。

その靴を入れた袋をゴミ回収の人が持っていってしまう。アリは知らずに店先を探すが見つからず、家に戻る。

貧しくて親に靴を買ってと言えず、失くしたことを内緒にしてとザーラに頼む。アリの運動靴を2人で使うことに。

先ずザーラが運動靴を履いて登校、下校したらアリが途中まで履いていったサンダルと交換、アリが運動靴を履いて登校。

アリの登校に間に合わないので、帰るザーラも登校するアリも毎日全速力。

そんな中、学校対抗マラソン大会での3等商品が運動靴と知ったアリは出場することに。それも1等2等ではダメで3等になるように。

そして当日いざスタート。

見どころ・おすすめ点・感想、など

見ていて不思議な点が2点。

先ず、アリの運動靴を2人で使うと同意してたが、どういうこと？

後に調べたらイランではこの年代は男女別学だそうで、よって交換が理論上は可能ということで。（調べたこの情報元は古いので今はどうか知りません。）

次に、2人が登下校で走る姿をやたら繰り返し映すこと。

初めはひたむきさを表現してると思いきや、映像的にきれいとは言えない、道中央に排水路が通る路地の場面にそこまで時間費やす？

これは後の結末につながるので控えます。

何かあった場合親に正直に言うべきでしょうが、心配かけたくないという思いもあるかもしれず。親御さんはその後どうしたかも聞いてあげてほしいです。

同じ国でも貧富含め様々な立場や事情があること。

終始2人のけなげな表情が心に残ります。

サッカー好きな方へ特に注目点

さすがサッカー大国、少年達が路地でサッカーをしたり、アリを練習や試合に誘ったりする場面が度々あること。

その路地裏で楽しそうにサッカーをする少年達と、裕福そうだが遊ぼうと誘う子の比較。

ザーラが靴の汚れが嫌と、2人で洗って干した後に、クラスの子がサッカーの誘いに来たが、それしか靴がなくて断り、げんなりする場面。

クラスにもし断る子がいたら、「俺達のこと嫌ってるのか」「サッカーしたくないのか」などと思わず、先ず「何か事情があるのか」と考えてほしいです。

そして登下校で走る場面。望まない形であったとしても、一所懸命にしていれば、いずれ思わぬ形でその努力が役立つかもしれないということです。

初版 2024-06-07