コンビネーション
コンビネーションとは、それだけで1冊の本ができますが、そこを1ページにしてみました。各選手のプレーのポイントと連携の取り方の一例です。
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コンビネーションのポイント
青側が攻撃の例です。
AはBにパスを出しますが相手bが付いています。
そこでCがBからのパスを予測して事前に走り出して受けます(C')。
このコンビネーションを成功させる上での、3人それぞれのポイントを挙げます。
1人目
Aは、Bが相手bやdに奪われないことを考えて、C'へ蹴りやすいように出します。
2人目
Bは、Cの位置やスピードを見て、1タッチではたくのか少しためて(キープして)出すのかなど判断します。
C'が下記になることのないようにします。
- スピードが落ちてしまう。
- 止まってしまう。
- 戻ることになってしまう。
- ボールに追いつけない。
3人目
Cは、Bが受けてから動き出したのでは遅いです。
遅くともBが受ける前、Aが蹴った瞬間、あるいはAが蹴る前に動き出します。
コンビネーションの取り方
先ほどと同じ図です。
指を指す
相手にも丸分かりですが最初慣れるまで指で指し示してもいいでしょう。AはC'の方向を指します。
実はこれ、J1などトップカテゴリでも時々見られます。加入したてでお互いの特徴がつかめない場合、相手にばれてもそれを上回るスピードで行えばいいということです。名前を呼ぶ
- AはBにCの名前を言って教えます。
- CはBの名前を呼んで自分の位置を知らせます。
特に後者は練習から積極的に行うことが大切です。Bの名前をまだ覚えてなければ「ヘイヘイ!」でも十分です。
目線を送る
ボールコントロールや周りの状況判断など余裕が出てきたら目線で合図します。相手に悟られにくく大変効果的です。
視界で判断する
Bに関することですが、受け手(C)を直接見ずに視界内で判断して出します。受ける前にCを確認しておきます。
出す瞬間あえて出す方向とは逆の方向に首を振って(見て)相手の裏をかく技もありますが、相手が慣れてしまうため1試合に1、2回まででしょう。
全てに共通のポイントと現実
どんな場合でもコンビネーションの相手を思いやる気持ちが大切です。
パスの出し手
次に受ける選手が受けやすいように、利き足を考慮し、ボールが跳ねないように丁寧に出します。
パスの受け手
パスを出す選手が出しやすいように、相手を外し、位置取りまたは走りこみます。自分がどういうプレーをしたいかはっきりさせることも大事です。
現実
とはいえ実際は、ピッチコンディション、疲労やあせり、対戦相手はそれをさせまいとしてくる、などで大変ですが、その中でいかにできるかの積み重ねが勝敗につながるといえるでしょう。
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